バニラオト

ロックバンドgo!go!vanillasをひたすら褒めちぎるブログです。

「DREAMS TOUR 2023-2024」ライヴレポート in 大阪

 

こんにちは。東方美人です。

厳しい寒さも少し和らいできましたが、いかがお過ごしでしょうか?

 

 

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年明け早々から最新シングル「SHAKE」の洗礼を受け、

従来とはがらりと変えてきた斬新な曲調に2024年の更なる飛躍を期待せずにはいられない方もいらっしゃるかと思います。

先月はYouTubeにてライヴ生配信もありましたが…

 

実は私、現地におりました。

そうなんです。どさくさに紛れて行ってきました!

 

DREAMS TOUR 2023-2024

in Zepp Osaka Bayside!!!!!

 

 

昨年11月も東京まで遠征し「DREAMS TOUR」初日を無事に見届けた私。

ですが、あと一回参戦するとしたら絶対ハズせない3月9日・10日の幕張ファイナルにはどうしても行けないということが現時点で分かってしまっており………(涙)

今回は近場の大阪に臨時で緊急参戦してきました!

 

約二ヶ月ぶりのバニラズライヴ。最高だったのはもちろんのこと、

なんか、吹っ切れた。(笑)

 

これは「今後ファンをやめる」「今後ブログを適当に書く」という意味では決してないので悪しからず。

世界を見据えた夢を抱いてる人って、私だけじゃないんだなと。共に頑張れる仲間に出逢えた時の至って前向きなすがすがしさが、全身に吹き抜けた二時間でした!!

 

ここからはいつも通り、全体的な感想や夢心地だった楽曲ランキング、セットリスト等を気ままに綴っていきたいと思います!

※「DREAMS TOUR 2023-2024」はまだ約一ヶ月続きます。参戦予定だけどネタバレは嫌だ!という方は、大変恐縮ですがこちらでスクロールをお止めいただき、静かに画面をお閉じいただきますようお願い申し上げます。

 

 

 

🍦お知らせと感想

 

ここでまず、ちょっとした個人的なお知らせです。

 

 

私、東方美人は

来月から台湾に移住する運びとなりました!!

嬉しいような、寂しいような。

 

もともと物心ついた時から異国情緒のロマンを追い求め、大学四年間もまるまる海外で奮闘していた私。謎の適応能力と外国語への異常な熱量でホームシックとは無縁の生活を送ってきたので、今回もさほど心配はしていません。

ただ、

海外を拠点にするということは、バニラズのライヴに行くのが少し難しくなるということ。

日本食、便利グッズ、実家……。今まで何ひとつ恋しくなかった私が、今回バニラズとなるとこんなにも寂しく感じるなんて。(泣)

「日本に居るうちに行ける最後のライヴがいつになるか分からないけど、その時がきたら一曲目から号泣して取り返しつかないことになるんじゃ……」と珍しくネガティブになってしまい、

2024年度のライヴスケジュールはいったん白紙のまま、慌ただしい転職活動の合間を縫って東京公演だけすっ飛んできました。(笑)

 

そして昨年末。

奇しくもバニラズのハレの日と同じ3月9日に旅立つことが正式に決まり(!)

「幕張ファイナル参戦は叶わなかったけど……その前の公演なら行けそう!」とギッリギリにチケプラトレード経由で大阪公演への切符を手にし、今回に至ります。譲ってくださった方、ありがとう大好き。(涙)

 

そんな2024年一発目のライヴで私が目の当たりにしたのは、

悲しみの涙に滲んだ五人の面影ではなく

世界を見据えた同志達の勇ましい姿でした。

 

特に、イギリスでのレコーディングデビューにレーベルの電撃移籍という大きなターニングポイントにリリースされた新曲、SHAKE。

会場でこの曲を迎え入れた瞬間、

「彼らはもう本格的に世界を見据えて音楽を創り込んでるんだな…!」という姿勢がひしひしと伝わってきて、なんか吹っ切れたというか。(笑)

 

下手したら今年最後になるかもしれないバニラズライヴ。でも「次いつ会えるんだろう…?」なんてメソメソする必要は全く無い。

そんなの頻繁に帰国できるくらいのお金を自分が稼げば済む話だし、そもそもバニラズが海外に来ないって何故決めつける?彼らはもう既に世界規模でビジョンを描いてるし、この地球を自由に渡り歩けるデカいバンドになるって信じてるのに。

 

僕は、バニラズが”パスポート”のようなバンドになればいいなと思ってます。どこにでも行けるバンドでありたい。日本国内だけでもいろいろな音楽シーンがあるから、オーバーグラウンドにもアンダーグラウンドにも精通する存在でいたいというのがまず1つ。あと、僕らの音楽を好きだと言ってくれる人は世界中にいるだろうから、いろいろな国の人に会いに行って、友達になりたいです。

Quoted from:go!go!vanillasレーベル移籍第1弾シングル「SHAKE」特集|新たな一歩を踏み出した経緯とは (3/3) - 音楽ナタリー 特集・インタビュー (natalie.mu)

 

思えば、世界を見据えて努力せざるを得ない境遇にあるのは私も同じ。

職業は違えどボーダーレスに渡り歩きたいって夢を共有できたような気がして

「演者と観客」から「共に頑張る同志」という新たな認識が生まれ、昨年のネガティブな気持ちが一気に吹き飛びました。「吹っ切れた」というワードチョイスもそういう意味合いで捉えていただけたら嬉しいです。(笑)

行き場のなかった寂しさをまさかこういう方向に整理できるなんて、ちょっと想像の斜め上をいってたけど。

涙なんて乾かしちゃうくらいの外へ外へと漲(みなぎ)る情熱。それをステージ上のメンバーと共有できた気がして、ともに歩んでゆく楽しみが増えました。

 

RUSH BALL in 台湾、現地で待ってます。(笑)

そして緊急でも何でも、今回参戦できて本当に良かったです!!

 

 

🍦夢心地だった楽曲BEST5+1

 

「DREAMS(夢)」というテーマのもと、今回披露された楽曲は実に20曲。

どれも素晴らしかったのですが、全曲にコメントしまくって長文地獄になるのは避けたいところなので

ここからは特に夢心地になれた楽曲を独断と偏見でいくつか厳選し、ランキング形式でご紹介したいと思います!

 

 

第5位 目まぐるしさに釘付け!

 

さて。第5位は、前回もランクインしていたあの曲。

ライヴで聴くのは二回目だけどやっぱりアガっちゃう。バニラズの遊び心が十二分に伝わり、初参戦のファンは間違いなく心を鷲掴みにされた一曲だと思います。

 

 

サイシンサイコウ(Alt ver.)

 

まずさ……チェンジユアワールドが終わった直後、何の前置きもなく即始まっちゃうのは反則っしょ。

キーボードとコーラスが織り成すカラフルなトンネルを抜け、痛快な歌詞とともに縦ノリでグルーヴィーに晴らしてゆく無味乾燥な世界への鬱憤。

かと思えば、二番終わり「三途の川のイメージボーイ」から展開される高速早口ラップにファンシー遊園地の明るい喧騒も暗転し、

「ロックンロール否」から唱える牧経とその裏でやけに急上昇してゆくボルテージ。

そして最大のイチ押しポイント「Take me high pleaseトラブルメン」から五人全員が本気で創りあげる「最新最高のロックンロールバンド」がもう好きすぎて……!!!

 

緩急の差が激しい楽曲やセクションが多数分かれている楽曲は基本的に大好物なので、

このサイシンサイコウ(Alt ver.)はホントに心から楽しめました。一部始終がジェットコースターのようで、目も耳も釘付けになっちゃったのはきっと私だけじゃないはず。

 

 

第4位 こりゃ完全ノーマーク…

 

ライヴ中盤戦。新曲SHAKEのお披露目も終わり、スマホを戻そうと足元のカバンポケットをガサゴソやっていると

全然聴き覚えのない未知のイントロが咄嗟に耳を襲う。

どことなく前衛的で、メタリックで、SF映画の予告編のよう。ナニゴト!?と思い顔を上げると、

目の前に拡がっていたのは奥行きのある星空に「疲れたかい?」と優しく訊ねる牧さんの姿。フリーズしてしもたやないか。

 

はじめましての、ナイトピクニック!!!!

 

星降る夜に、溶けてゆく街の光。何でも言い合える親友とともに、気の向くまま車を走らせる……

元々この曲が奏でる世界観に陰ながら憧れていて、聴くたびに上記のような風景が若干フィクションも交えた油絵仕様で脳内に描き出されていた私。ライヴで聴くと意外と油絵ってよりは宇宙・電子っぽくって、なんとなくVan Halenの「JUMP」を思い起こさせる。

少しブレーキを落としたビートで展開されるエレクトロニックなサウンドと、広大な宇宙の惑星達を彷彿とさせるバックスクリーンの演出……

ある意味で異質というか、

曲調や知名度、独特のテンポ感ひとつをとっても個性が光り、ライヴの空気感をがらりと変える大役を担った一曲のようにも思えました。

 

東京公演ではロールプレイのポストだっただけに不意打ちだったナイトピクニック。

またいつか聴けるのを楽しみにしています!!!

 

 

第3位 どうかまた会える日まで

 

第3位は、やっぱり有終の美を飾るギフト

 

今まで幾度となく聴き届けてきた大好きな一曲ですが、

なんといっても今回は私的な事情から「これほど歌詞の意味を噛み締めたことはないかも…!」というほどの没入感で、もはや自分への餞(はなむけ)のメッセージにしか聞こえなかったためランクイン必至でした。

マイミュージック 山も海も越え

あなたの住む街へすぐ溶けて

 

太陽の子 綺麗なその目

曇らせないように僕は歌を唄ってる

ここで待ってるから

どうかまた会える日まで さよならは言わないよ

Lyrics by: Tatsuya Maki

次いつ会えるかなんてまだ分かりっこないけど、

いつになろうと世界のどこかで、また絶対気軽に会える。

そう直感的に思えたライヴだからこそ、最後この歌で締めくくるというのが自分の中で腑に落ちすぎて、

泣く気満々だったブルージーな気分がまるで嘘のように晴れやかになりました。

 

会えなくて寂しい……ではなく、お互い成長してまた会おうなBro!!!なんて言わんばかりのテンションで、これからも邁進していく所存です。

これを読んでいるあなたも、夢を大切に、日々邁進していきましょう!!!

 

 

第2位 バニラズの新時代到来か

 

第2位は、優勝争いで互角の戦いを繰り広げたこちらの楽曲。

ギリギリ直前に参戦が決まった私でも知らなかった。まさかまさかのYouTube生配信に参加させていただけるとは…!

 

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バニラズの新時代を告げるニューソング、SHAKE

 

余計な照明は極力使わず、ステージのDREAMSネオンと観客のスマホライトをメインに創りあげる束の間の異世界。

通常のライヴ中よりは明るいけど観客の入退場時よりは仄暗いこの不思議な空間が五つ星ホテルのベッドルームスイート並みにラグジュアリーな上に、

スマホの煌めきとDREAMSネオンの煌めきがほぼ遜色なくて、まるで鏡張りというか、星空のウユニ塩湖に身を置いてるかのような錯覚に陥りそうでした。

 

そんなオシャレ空間で全身に浴びたSHAKE。

もうね、

映え映えで最高よ。

 

原曲を初めて聴いた時、

バニラズにしては整いすぎてるといったら語弊があるかもしれませんが、寸分のガチャガチャも許さない、徹底し尽くした「まとまり」を音の隅々から感じてしまい

「あぁレーベル変わったんだなぁ……」「イギリスで録ってるしなぁ……」「10年目だし、もう玄人だよなぁ……」と深い感慨を覚えたと同時に

「巧妙複雑にガチャガチャしていた昔の音づくりはもう拝めないのかな……」って寂しくなりかけたけど、

違う。そうじゃない。

 

今回、生演奏を見て気付きました。

巧妙複雑なのは変わりない。楽器数はむしろ増えてるし、彼らはそれを卓越した演奏技術と一枚上手の語呂合わせでまとめ上げ、ぴたっと嵌めていってるに過ぎないんだなと。

特に生演奏ではビートの存在感とサウンド全体のふくよかさが増し、音のハマり具合が心地良すぎて天国かと見間違うくらい。小刻みに揺れる四方八方のスマホライト。こんなんノらない以外の選択肢は無いよな。

 

今までバニラズ史上最強のスルメソングは伺いとキスだと思ってましたが(?)、

多分この曲塗り替えてくるぞ。

聴けば聴くほどクセになるフィット感。伝統と革新が美しく混ざり合った、まさに新時代を告げるにふさわしい一曲です。

 

 

第1位 何もかもがやっぱり別格

 

新曲SHAKEに圧倒され、最初「もうこれコレ一位じゃ…?」と決めかけていたライヴ前半戦。

後半にまさかSHAKE超えを記録する感動が待っていただなんて…!

 

 

最新アルバム「DREAMS」giftの9曲目、

ツインズ(Alt ver.)

 

実は、前回のライヴレポートでも第一位に輝いていたツインズ(Alt ver.)。まさかの二連覇?!って感じですが、この曲は本っ当に裏切らないんだよな。

※前回のライヴレポートはこちら ↓ より。

www.baniraoto.com

 

牧さんの穏やかな歌い方、アウトロのコード進行、ファンのみんなとのあったかな掛け合い。

一部始終すべてが完璧で、これは武道館のサイシンサイコウに次ぐ歴史的なパフォーマンスだなとさえ感じたくらい。永久保存版として映像に残すべきだし、もう歌詞のテロップとか脳裏に見えてしまうくらい渇望してる自分がいます。

ただ、この感動はサイシンサイコウのようにすべての箇所でバシッとキメていたから、というよりも

全員が参加して「一対一」の繋がりに改めて気づくことで、こんなにもあったかい気持ちになれるのか…!という感動からくるものでした。

 

個人的に最も印象深かったのが

牧さんからバトンタッチされ、代わってプリティがサビを歌う場面。

プリちゃんと進ちゃんのハモりを耳にするのも新鮮だったし、何よりその瞬間、もう恋人同士とかの垣根を越えた様々な組み合わせで「最高の二人」を体現できてるってことに強烈に胸を打たれたんですよね。

プリちゃんと進ちゃんの二人もそうだし、今歌を届けてくれているあなたと聴いているわたしの二人って設定でもしっくりくる。二人の人間がお互い心を通わせ、足並みを揃えてみること。どれほど大切なことか改めて気付かされました。

個人から個人へと向けられた、技術やセンスの向こう側にあるハートウォーミングな真心。それこそが、この曲最大の魅力なのかなと思います。

 

極めつけは、最後に流れたひとかけらの流れ星。

まるでツインズ(双子)のように分かり合える存在に出逢えた喜びを祝福してくれているような気がして、生涯忘れられない一幕となりました。

 

バニラズの四人とあっちゃん、ムネさん、そして今回のライヴに携わってくださったスタッフの皆様。

素敵な夜を一生懸命こしらえてくださり、本当にありがとうございました!!!!

 

 

 

番外編:諦めきれないあの前奏

 

……と、綺麗に締めくくったところスミマセン。

 

覚えてますでしょうか…?

なんでバニラズのイントロアレンジってあんなに人を感動させるのに、時間が経てばするりと記憶からフェードアウトしてしまうんだろう?ただ、ポッピングシャワーではなかったのは確か。もっときりっとシャープで、思わず体が動いてしまうような………あぁもうみんな現地で聴いて!

Quoted from:「DREAMS TOUR 2023-2024」ライヴレポート in 東京 - バニラオト (baniraoto.com)

 

そう。

青いの。の導入で繰り広げられるライヴアレンジが好きすぎるにも関わらず毎回「どんなだったっけ…」と忘れて上手く言葉にできない問題。(長い)

 

さすがに悔しかったので、今回ばかりはいい加減しっかり表現してさしあげたい。自らが自らの為に生み出した無意味な闘いだというのは分かってるけど、これが出来ずに果たしてバニラズファンと言えようか。

 

そんな一心で迎えた運命の時。

牧さんのMC付きという予想外の難関に苦しめられながらも

「音なんてすり抜けていくモンなんだから、早く言語化して閉じ込めろ自分!」と頑張って言葉を絞り出した結果、

帰り道打ち込んだスマホのメモに

 ニューヨークの早朝

 車のCM

 世界に通用する

という三つの謎ワードが置き土産として残っていました。

なんじゃこりゃって感じですが、とりあえず非常にお洒落で爽やかだったということを改めて強調しておきたいと思います。

二回も聴いてこの情報量。救いようないなこりゃ……

 

 

🍦セットリストについて

 

さて、こちら ↓ が「DREAMS TOUR 2023-2024」大阪公演のセットリストです。

(東京公演と変えてきた曲目は赤色で示しています)

SE: RUN RUN RUN

1. マジック

2. ヒンキーディンキーパーティークルー

3. バイリンガール

4. チェンジユアワールド

5. サイシンサイコウ

6. 青いの。

7. SHAKE

8. ナイトピクニック

9. おはようカルチャー

10. ツインズ

11. 平成ペイン

12. エマ

13. デッドマンズチェイス

14. ストレンジャー

15. カウンターアクション

16. コンビニエンスラブ

17. LIFE IS BEAUTIFUL

18(Ec). オリエント

19(Ec). ライクアマウンテン

20(Ec). ギフト

解禁されたばかりのニューソングと滅多に巡り逢えないレアソングを並べてくるあたり、なかなかの策士だな。(笑)

 

3月9・10日の幕張ファイナルではきっとこれ以上に豪華絢爛なセットリストになるはずなので、

参戦予定の方は、残り一ヶ月弱のドキドキソワソワを是非とも楽しんでくださいね!!!

 

 

🍦さいごに

 

最後に、

世界のどこにいようとも、私は可能な限りこのブログを書き続けるつもりです。(ただ死ぬほど更新頻度遅いのホントごめん。)

日本語を忘れないため、表現力の幅を広げるため、個人的な世界で発散するため……。さまざまなメリットを享受できるのもありますが、

何より心のときめきに忠実に生きたい。これは仕事・趣味・人間関係すべてにおける自身のモットーと言っても過言ではありません。

 

語学が好きで、音楽が好きで、go!go!vanillasというロックバンドが好き。

好きなことはとことん追求したいし、あわよくば誰かに素敵な影響をもたらしたい。

そんな一心で今後も更なる努力を続けて参りたいと思います。

 

 

お互いある種の「門出」を迎えることとなった3月9日。

「DREAMS TOUR 2023-2024」ファイナルの幕張メッセ公演が素晴らしい大団円となりますよう、海の向こうから全力で念じておきますね。(笑)

 

それでは、またお会いしましょう!!!!