こんにちは。東方美人です。
今回は突然ですが…
2月に入って急遽開催された、
【オリエント / ホラーショー発売10周年記念】360°解放!! 82名限定GIG!! ~ROAD TO MAKUHARI~
無料生配信を鑑賞した感想を少し綴ろうかなと思います!
まんまと落選して現地にも行けてない奴が、急にどした?みたいな声が聞こえてきそうなのも重々承知。
いやだって、
テンションブチ上がったんだもん。
本来は画面越しで大人しく楽しむ、いわゆる小規模の箱ライヴ。
にも関わらず、
興奮しすぎて夜眠れない上に翌朝筋肉痛に見舞われる体験なんて果たして何年ぶりだろうか??
眠れない経験は遠征ライヴでも何回かあったものの、それは寝床が自分の家じゃないからという要因が大きかったと思うんです。対して、
今回は100%自宅。ライヴ内容そのものの破壊力を物語ってますよね。
さらに盲点だったのが、自宅だと誰にも見られずに広いスペースで踊り狂えてしまうという事実。ただ跳ねるだけじゃない、自らが持ちうるすべての振り付けバリエーションを繰り出し切るくらいの縦横無尽っぷりで、鑑賞後二日くらい全身が痛かった。(笑)
空間もキャパシティも非常に「限定的」だったからこそ、
逆に密度がマッシマシで破壊力満点!!!のライヴでした。
映像化される可能性は高くないとみて、せめて文字にでも残しておきたい…!
ということで今回は手短に、
ブチ上がった楽曲、お気に入りのシーン等をランダムに記録しておきたいと思います。
もはや誰のためでもない、自分のため。(笑)
最っ高のホラーショー
まずはじめに、今回のライヴは
☞ オリエント / ホラーショー発売10周年記念
☞ 新宿red clothオープン20周年記念
☞「DREAMS TOUR」幕張メッセ公演の前祭
など、様々な意味合いが込められた一夜限りの特別なライヴ。
中でも、
10年もの月日を経て奏でられたホラーショーが「このフロアライヴのためにアレンジしてくださったんですか……?」ってくらいのSpecial Editionで
一瞬のうちに心奪われた。
イントロ時点からすでに心に突き刺さるダブルギターの大胆ハーモニー、
「シンギンザレイン」で可愛く追随するあっちゃんの遊び心エレクトーン、
「R.I.P」の三文字を鮮明に印象づける進太郎くんのビビッドなコーラス、
三番パートでぐんと際立つプリティのグルーヴィーなベースラインに
「サーーーンセット!」とラスサビに向けてタメにタメまくる一丸のアレンジ。
あぁ、これこそが私が求めていたロックンロールだ……!!!!!
この人達が創りあげた音、ファッション、雰囲気すべてから成る世界観がたまらなく愛おしくなってしまい、
「この世界観に見合う女になりたい…!」(?)と謎の使命感に駆り立てられた瞬間でした。意味分からないよねごめんね。
9月に入ってから、なぜか無性に普段そこまでヘビーローテーションしてるわけではないホラーショーが聴きたくなり、
次第に「待てよこの曲……サウンドの輸入感強いしフレーズの繰り返しも多いし、まぁ若さゆえの勢いに任せて作った初期の曲ってカンジはするんだけど………ちょっとライヴアレンジ加えたら、死ぬほどカッコいい神曲になるんじゃ………?」と意識するようになって、
気付けば自分のお気に入りに成り上がっていたという。
Quoted from:日本武道館「My Favorite Things」セトリ大予想会! - バニラオト (baniraoto.com)
ホラーショーをまだ生音で聴いたことがなかった一年半前のつぶやきを思い出す。
はい、予想的中で死ぬほどカッコいい神曲になりました。
10年越しにリメイクされた圧巻のホラーショー。
こだわりを効かせに効かせたサウンド作りと「明るく楽しく行こうぜ!」という不変のモットーを証明した堂々たるパフォーマンスに、
「こんなの無料でいいの…?二万円くらい払うよ……?」という戸惑いが開始早々から芽生えてきた一曲目でした。もう今ライヴのハイライト認定済です!
「通報されちまえ。」
それは、みんな大好きカウンターアクション直前での出来事。
長めのイントロを経てボルテージも最高潮に達する中、コール&レスポンスの場面で進ちゃんが
「じゃあ画面の向こうのeverybodyは家で死ぬほど叫んでください。通報されちまえ。行くぞ!カモーーーン!!!!」とカメラ目線で薄ら笑いを浮かべる場面。
かなりサイコなんだが。(笑)
いつもとは一味違う強気発言。思えば年明け早々参戦した「DREAMS TOUR 2023-2024」大阪公演でも、
「みんなもうお年玉貰えない年齢になってきてるよな…?俺らで渡し合いしよぉぜぇぇぇ!!!」みたいな感じの煽りがあって、隣のカップルと笑いが止まらなかった記憶があります。
普段は凛々しいイケメンギタリストとして名の知れた栁沢進太郎氏。
ライヴ後半戦、ゾーンに入り浸った状態で披露されるカウンターアクションでは、そんな彼の熱くサイコな一面が今後も垣間見られるかもしれません。
キャパオーバーNo.999
うーん……これは少し油断してたというか。「デスからアゲイン~♪」のほのめかしに、地味に度肝を抜かれました。
えっ、こんな狭い場所でもブチカマしちゃうの…?!
起死回生のロックンロール、No.999!!!
踊り狂いすぎて、無我夢中でした。
デッドマンズチェイス五人分跳び切った直後にもかかわらず、手を伸ばしてノッリノリのみんな。疲れ知らずでぶっちぎってくロックンロール。もう会場全体が、バイブスに突き動かされてるんだって。
今流行りなのちょっと貸しては
イケてない イケてないよ イケてないよ
強要混じりにいいねしては
良くない 良くない 君はさ どう?
二番Bメロのこの歌詞が個人的に好きで好きでたまんないんですけど
今回ここにあっちゃんが狂騒的にキャンキャン叩き鳴らすピアノ音が新たに加わって、もう最高以外の言葉が見つからん…!!
おまけにDメロに差しかかり、非常ハシゴに跨って二階柵にぶら下がりながら歌っちゃう牧さん。
この曲にお行儀なんて要らないし、ハウリングのような「キーーーン……」をバックに「散々な目にあったっていい ハーベストと思えば」の名言を一斉に唱えるのが最高にストレス解消でした。しょんぼりしてる暇なんかねぇよ!ってね。
小洒落すぎTRAP!
頭から爪先までサマになってた一曲。
前曲オリエントの余韻に浸る間もなく鳴り始めた進ちゃんのミニマルなギターリフに、思わず場内から漏れ出た悲鳴。
あの悲鳴はホンモノだと確信を持っています。
え?だってみんな好きだよね?
不意打ちの、TRAP!。
進ちゃんご自慢のもふもふジャガー柄バゲットハット、ステッカーだらけの牧's ギター、自ら手掛けたイラストで埋め尽くされたセイヤ兄さんのドラムセット、そしてフロアにひしめき合う選ばれしファン82名。
まるで乱気流の中にいるような歌声も含め、この「小細工」「罠」がとっ散らかったようなガチャガチャ感がこの曲に似合いすぎててもう。(泣)
比較的小さな空間だからこそ、ちょいラフに崩れた感じや小物がいっぱい散らかった感じが逆に小洒落て映ってしまうのは演出の一部でしょうか。
ライヴハウスだと致し方ない「崩れる」「溢れる」「はみ出る」が加わっても、決してマイナス要素にならず逆に魅力を引き立ててしまう謎。ライヴ映えする楽曲なのは知ってたけど、もうそれ以上の、ライヴとの無限大の相性を感じてしまいました。(笑)
そこから派生してさらに感銘を受けたのが、オリジナル色の強さ。
このビートにこのメロディ。このハーモニーにこの展開。仕掛けが多すぎて生半可なカバーすら容易ではない、もはやバニラズ以外のどんなバンドにも真似できない一曲なのだなと改めて舌を巻いた一幕でした。
緻密に仕込まれてるのに崩れてもサマになり、さらにオリジナリティあふれる一曲。
なんだかヘアメイクの世界で耳にしそうなキャッチフレーズ。でもそのくらいこの曲は、ある種の匠(たくみ)にしか創り得ない世界観を確立しているように思います。
11年目も引き続き、研究を続けさせてください。
念願のI want you back♪
これは、前々回のライヴレポートからずっと楽しませていただいてるのですが……
「DREAMS TOUR 2023-2024」では、
プリちゃん主導の「E!M!A!エムァ!」コーナーにかの有名なThe Jackson 5の「I Want You Back」イントロに独自のアレンジを加えたBGMを新採用。さらにポップで親しみやすくなりました!
これこれぃ!
バニラズ完全オリジナルのイントロに酔いしれるのも好きだけど、既存の楽曲の一部分を応用するというのもまたテンションを上げる良い起爆剤となりうるんですね。
いっつもこの「E!M!A!エムァ!」コーナーでは童心に返ってはしゃぎ倒すのが恒例となっている私。
今回82名という少人数キャパシティの空間を映像でじっくり見てみると、
なんだ、全力で楽しいの私だけじゃなくてよかった。
こぼれんばかりの笑顔で自由にダンスするみんな。はじめは大人しくパソコンに有線イヤフォン繋げて座って観ていた自分も、もうこのイントロに差しかかった瞬間居ても立っても居られなくなり
すぐさま立ち上がってテレビ画面に切り替えた。(笑)踊りたいのだ私は。
"King of Pop"とも称されるマイケル・ジャクソンの、真のメジャーデビュー曲ともいえる「I Want You Back」。そんな70年代の名曲が、バニラズ史上最強のポップナンバーと意外なグラデーションを魅せていることに興奮がやみませんでした。
最高の時間を、ありがとうございました!!!!
スリリングあっちゃん
突然ですが、
今回のセトリをちらっとご紹介すると…
Op: RUN RUN RUN
1. ホラーショー
2. ヒートアイランド
3. エマ
4. オリエント
5. TRAP!
6. デッドマンズチェイス
7. No.999
8. カウンターアクション
9. 平成ペイン
10. おはようカルチャー
というアツ過ぎるにも程があるアッパーチューンの嵐で、場内の誰しもが汗という汗を迸(ほとばし)らせていたことが容易に伺えます。
そんな中でも群を抜いて強烈だったのが、
TRAP!との黄金コンビとして登場したデッドマンズチェイス。
いやもうさ、
普通に熱過ぎるのよ。
デッドマンズチェイスは、プリティの威勢良い掛け声から他三人のソロ演奏パートに至るまで見どころ満載の通称「バニラズ名物」とも言える楽曲。
通常運行のはっちゃけぶりに安心感すら覚える中、笑っちゃうくらいはっちゃけてたのが
最近のバニラズ公演には欠かせないキーボーディスト、井上惇志。
二階でひとりDJの如く演奏する身として、当初「落ちたらやばいね~」ってなごやかに相槌打ってたにも関わらず
自らのソロパートで思いっきり身乗り出してて草。
箱の中で鳴り響く賑やかすぎるロックンロール。
正直、ハメ外すくらいが丁度良い。カオスな状態こそが、この曲の完全形態なのだから。(笑)
バグっている距離感
今回のライヴを一言で包括するとしたら、全然関係ない米国映画のタイトルになっちゃうんですけど
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」。
特にその近さ。オープニングのRUN RUN RUNで早速ツッコみました。
いや、登場シーンの距離感おかしいやろ?
2~3m先にいてキャー♡とかの次元ではない。人混みをかき分け、もう肩と肩がぶつかり合うレベルなのだ。
身内や恋人でさえもこんな位置で聴かせたことないやろ…!ってほどの近さに、
「ちっか!!!」「うっらやまし!!!」を交互に連呼し続けた一時間でした。もはや演者と観客……ではなく、同じ目線でワイワイ楽しむパブの飲み仲間達なんよ。(笑)
そうは言っても、落選を知った当初は「82名限定」という狭き門なのでまぁ想定内というか、そこまでショックってわけでもなく。むしろ無料生配信というサプライズも相まって喜びムード一色だったくらいなのですが……
いやはや、この近さを見せつけられるとさすがに悔しー!(笑)
そんな悔しさと歓喜が入り交じった悲鳴を、テレビの画面一枚隔てた先から思う存分放たせていただきました。
破壊力満点の一時間を、ありがとうございました!!!!!
🍦さいごに
非常に稀少な経験となったフロアライヴ生配信鑑賞。
現地にいないのにこんなに盛り上がれるとは思わなかったし、何より恐ろしいのが無料で視聴可能だということ。そして、配信から二週間以上経った今もまだ無料で視聴可能だということ!!!
またいつか、どこかで開催していただけたら嬉しいです!
最後に、
いよいよ明日に迫った「DREAMS TOUR 2023-2024」ファイナル2Days。
同じ日に台湾へ飛び新生活をスタートする……と息巻いていた私も、
実はビザ申請に思ったより時間がかかってしまい、予定より大幅に遅れて早くても夏頃の旅立ちとなりそうです。
ということは………?
はい。明日、幕張行きます。
バニラズ10年の歴史をぎゅっと詰め込んだ、まさしく夢の祭典と呼ぶにふさわしいツアーファイナル in 幕張メッセ。
この身で集いに行けるということがもう光栄すぎて、逆に準備が全然はかどらない。(笑)いまだに現実味が湧かないのかも……。
参戦する方は、思う存分楽しみましょうね!
それでは、また明日!!!!