こんにちは！東方美人です。
夏フェス三昧だった怒濤の8月も過ぎ、10月には10th ANNIVERSARY GIFT ALBUM「DREAMS」のリリース（おめでとうございます！）を控えたバニラズ様。
9月はつかの間の小休止……と思いきや、
見つけてしまいました。恰好のバニラズイベントを。
約半年ぶりに開催される、
音食キッチン in OSAKA！
※今年冬に開催済みの音食キッチンレビューにつきましては、下記リンク ↓ をご覧ください。
覚えてますでしょうか…？
音食キッチンといえば、
料理の腕には自信＆定評のあるミュージシャンとFM802が共同でプロデュースするアーティストコラボレストラン。
前回は約30組だった参加ミュージシャンも今回は40組以上に増え、何を食べるか余計に迷いそう……！
そして、バニラズ料理番長・栁沢進太郎様は前回に引き続き
地元秋田のB級グルメ「"ひき肉"横手やきそば」で今回も参戦。
同じメニューなだけに更にバージョンアップされているとの噂もあり、大きな期待を胸にさっそく今回も行ってきました！
某日。仕事終わりに梅田へすっ飛び、賑わう茶屋町界隈をルンルン気分で通り抜けること約10分。
おぉ、やってるやってる！
ここOSAKA FOOD LABは、倉庫を改装したかのようなガレージルックが特徴的なキッチン付きイベントスペース。
高架に沿って歩いていくとふとお目見えする大量の旗と幟（のぼり）が、夕方の疲弊モードを瞬く間にワクワクモードへと切り替えてくれます。
それにしても、平日の夜だというのになかなかの人だかり。
丁度良い高さのドラム缶テーブルを選別した後は、食券を握りしめて看板とにらめっこしに向かいます。asmiちゃんの和風オムライスが飛ぶように売れててちょっと怖いんだが。（笑）
"ひき肉"横手やきそばを食べるのは大前提として、でも来たからには前菜もデザートも欲しい。さて、何を食べようか…？
そうして選んだ私の前菜が、こちら。
雨のパレードボーカル・福永浩平様による「紫キャベツのジンジャーサラダ」。
想像の三倍美味しかった。
芯も厚めで割と淡白な紫キャベツでも、退屈させない工夫が満載で感動しました！
青葉の香りがすっきりと鼻に抜け、紫キャベツの陰にしれっと同化した紫玉葱の辛味が食欲をそそる。ちょっぴり意外性のある塩昆布の隠し味も、少数精鋭ながらなかなかのキーアイテム。
ちなみに「ジンジャーサラダって名前なのに、肝心のジンジャーはいずこ？」と思ったあなた。実はこのサラダ、透明がかったドレッシングに生姜の香りとテイストがたっぷり仕込まれているんです。
まさに雨のパレードが創り出すエレクトロニックなサウンドのように、
胃も心も爽やかに目覚めてくるような一品でした。ご馳走様でした！
さて、続いてはお待ちかねのメインディッシュ。
go!go!vanillasギター・栁沢進太郎様の「"ひき肉"横手やきそば」です！
前作（2月）↓ と比べてみると……
☞ 胡椒が粗挽きから粉末にチェンジ
☞ 青海苔の追加
☞ 目玉焼きが両面焼きへと変更
☞ 目玉焼きの形がより丸く整った
☞ ざく切りキャベツがより細かくなった
☞ 生卵がオプションで選択可能に
上記の変化が見受けられました。（笑）
目玉焼きはその丸さもさることながら、オーバーイージーの焼き方に変えた黄身はまるでお月さまのクレーターのよう。胡椒と青海苔が表面にうっすら振りかかっている姿は上品極まりなく、前回よりも繊細さが増したかな？という印象です。
ただ、特筆すべきは新登場の生卵。目玉焼きを食した直後に追って生卵をぶっかけるというやり口は卵かけたら何でもウマいだろ的な男の発想も取り入れており、繊細かつ大胆な一品へと進化を遂げた今作となりました。
肝心のお味はというと……
あかん。美味すぎる！！！！
長方形のソフト麺にしか出せないこの独特な歯ごたえ。鮮烈な福神漬を柔らかく包み込むマイルドな生卵と、それに優しく溶け合うひき肉の旨味。
「"ひき肉"横手やきそば」とダブルクォーテーションで強調するだけあって、その量も実に惜しみない。麺との比率も7:3くらいはある気がしてなりません。
食感面で粋なアクセントを効かせるしゃっきりキャベツは芯の部分も薄切りで、ひき肉と麺のまろやかな掛け合いを壊すことなく引き立てています。この絶妙なハーモニー……まさにバニラズの音楽のようではないか……っ！（？）
麺がボーカル牧だとしたら、ひき肉はまさしくギター栁沢進太郎。すべてを包括する生卵はバンドサウンドの要でもあるベースのプリティ（卵料理好き公言してたし）。ビジュアルもお味も目立ちたがり屋な福神漬は存在感抜群のジェッセ兄さんそのもの。じゃあキャベツは………楽器調整の贄さんか？（なんで？）
焼きそばはソースが命！みたいなキャッチフレーズをたまに耳にしますが、
この「"ひき肉"横手やきそば」はソースというソースが麺と具に絡みすぎていて、もはやソースというものを可視化するのが難しい。おそらくもう全て、三位一体となっているのだろう。
九月の夜風に吹かれながら、HIGHERのMVを横目に嗜むおひとり様まったりディナー。
本日も完食でした。ご馳走様でした！！！
最後は別腹のデザート。
sumikaキーボード・小川貴之様の「小川プリン」をいただきました。
んん？！んま！！！！
見えづらいかもしれませんが、ホイップクリームの下に埋もれているのはじっとりクリーミーな濃厚プディング。そのさらに下の層にはカラメルソースが地下水の如く湛（たた）えられ、大人の苦味をさり気なく添える。
個人的に、変にゼリー状のぷるぷるプリンや黒蜜のように苦味に欠けたカラメルソースは安っぽいイメージがあり、そこまで好きじゃなかったんです。
だからこそ。この手の込んだ素晴らしい三重層（奏）を明らかにそぐわないサイズの木製スプーンでガブリと口に運ぶ快感よ……！
そりゃそうだよね。おがりん、あんなに素敵なピアノを弾いてくれるんだもの。それは演奏も料理も同じで、ハッピーな音を生み出せる人はハッピーな味を生み出すのもお手の物なのだろう。
できることなら何個も持ち帰りしたいくらいの絶品スイーツでした。
もし次回も出品してくれるなら、また必ず頼もうと思います！
本日は、2000円きっかりの大・満・足コース。
今回の「音食キッチン」も9月9～24日という短い期間でしたが、なんとか間に合って良かったです。
そして……参戦してくださったアーティストの皆様をはじめ、こんなに早いスパンで再び開催してくださった企画・運営の方々には感謝しかありません。ありがとうございました！
また来年の冬にでも……開催されることを願っております。♡
気付けばすでに、秋の足音も聴こえてきた9月末。
冒頭でもつぶやきましたが……
この10th ANNIVERSARY GIFT ALBUM「DREAMS」が楽しみすぎて、心をホックホクに待ちわびております。
「あんたん夢、叶えちゃる」なんて……。涙出そうなのは私だけ？（笑）
おめでとう。ありがとう。ずっと大好きだよ。
バニラズの10年分がぎっしり詰まった集大成となる大作を受け取るにあたって、心がじんわり温かくなるような言葉ばかりが溢れ出して止まらない。（泣）
いくつになっても夢を見て、夢を叶えて、さらに自分じゃない誰かの夢を手助けする。
そんな正のサイクルを掛け合わせながら私達は生きているんだよなぁと実感させられる、g (gift)、g (goodies)、v (visions) のネーミング。自分も夢を大切に頑張ろう！と身の引き締まる思いがしました。
11月以降は大規模ツアーも始まるので、また感想等気ままに綴っていく予定です。
とりあえずは10月25日の「DREAMS」リリースまで、実りある毎日を過ごしていきましょうね！
それではまた！♡
