こんにちは、東方美人です!
6月21日水曜日。
ガッツリ休暇取って、すっ飛んで参りました!
go!go!CLUB会員限定ライヴ
「TIME THIEF TOUR」!!!
今回の舞台は、約一年ぶりのなんばHatch。
おろしたての靴におニューのバッグ、爪にはアイスブルーのラメがしゃりっと光る。新しい出で立ちで普段あまり行かない街を闊歩すると、おのずと気持ちも引き締まります。
ただ……表面はきりっとニュールックで固めていても、内心はフワフワ浮遊感で居ても立っても居られず。(笑)バニラズのライヴはけっこう場数を踏んできたと豪語できそうな私でも、今回は思い入れが強すぎるのかずっと緊張しっぱなしでした。
そんな期待の「TIME THIEF TOUR」が終わった今…
全部が全部胸熱すぎて言葉にならない。(笑)
体感が一曲一曲本当に短くて、うわコレキタかー!と目を輝かせてたら終わっていた二時間でした。優劣なんてつけられないし、何から言及すればいいのかも分からない。
でもひとつ言えるのは、
初期の楽曲を聴き漁りながらライヴを夢見ていた昔の自分に、やっと「夢叶えたよ!」って微笑むことができて本当によかった。
あの二時間は紛れもなく過去の自分から現在の自分に託した約束であり、現在の自分から過去の自分へ贈るギフトなんだということ。
人生ってそういう場面きっといっぱいあると思う。って前置きだけで語りすぎな。
ここからは、セトリ紹介や心に残った楽曲などを目次で分けて綴っていきたいと思います。自分もこの機会にちょっと思考を整理したい。(笑)
相変わらず感情爆発している部分が多々見受けられますので、不用な箇所は読み飛ばしてくださいね。
🍦セットリスト正答率照会
まずはじめに、セットリストのご紹介。
「定番曲というテンプレートがない中で、セトリちゃんと覚えられるのだろうか…?」と一抹の不安を抱えたまま迎えた「TIME THIEF TOUR」でしたが…
結果、セトリ予想会の時から何度も何度もイメトレを重ねていたのが功を奏したのか、そんな心配は杞憂に終わりました。
そのセットリストが、こちら ↓ です。
SE: we are go!
1. 非実在少女
2. ハイテンション
3. ホラーショー
4. ラバーズ
5. ビッグモンスーン
6. バイリンガール
7. トワイライト
8. ニューエイジ
9. なつのうた
10. モールスクライスト
11. セレモニー
12. ニューゲーム
13. カウンターアクション
14. ライクアマウンテン
15. エマ
16 (Ec). 人間讃歌
17 (Ec). アクロス ザ ユニバーシティ
18 (Ec). ギフト
最高、もう最高!!!!
だが、今は「セトリをぜんぶ覚えられたこと」に手を叩いて喜んでいる場合ではない。
溢れんばかりにつぎ込まれた1st、2nd、3rdアルバムからの集中猛攻。線引きが潔すぎるし、思えば「初期バニラズ曲解放祭り」って親切に銘打ってくれてたよね。私はなぜその言葉を純粋に信じられなかったのだろう。
実際に、
セトリ予想が今回どれだけ当たってるか、過去の成績も踏まえて見てみると…
Life is Beautiful :13曲 / 20曲
青いの。TOUR :12曲 / 21曲
My Favorite Things :9曲 / 22曲
TIME THIEF TOUR:8曲 / 18曲
(内訳:トワイライト、ラバーズ、ニューエイジ、非実在少女、ビッグモンスーン、ホラーショー、なつのうた、アクロス ザ ユニバーシティ)
さほど成長してない件。
初期の楽曲オンリー!という徹底ぶりなんてつゆ知らず、ワットウィーラブやパペットなど「FOOLs」以降の楽曲をバンバン入れまくったのがおそらく今回の主な敗因。
唯一の「FOOLs」選出であるwe are go!は、セトリ予想のメモにちっちゃく書いてたにも関わらず肝心のブログでは言わずじまいで、そこも地味に悔やまれるポイントです。(笑)
ちなみに、
曲順のヒット率を調べてみるともう絶望的な気持ちになるので、今回はあまり深堀りしない方向でよろしいでしょうか…?(笑)
※参考までに…
予想 実際
トワイライト :2曲目 7曲目
ラバーズ :3曲目 4曲目
ニューエイジ :4曲目 8曲目
非実在少女 :5曲目 1曲目
ビッグモンスーン :6曲目 5曲目
ホラーショー :16曲目 3曲目
なつのうた :18曲目 9曲目
アクロス ザ ユニバーシティ:19曲目 17曲目
んーっと。後半はほぼ全滅ですかね?
ただ、ヒットの有無に関わらず
ライヴで聴きたいと長年夢見ていた楽曲がとうとう聴けたことが感慨深すぎて、心の奥底から満たされたので今回は結果オーライということで!(笑)
「FOOLs」以降の楽曲と進太郎くんの楽曲は、また次のツアーに期待したいと思います!
🍦印象に残った楽曲10選
ということで、
今回もセットリストの中からとりわけ印象に残った楽曲をいくつかピックアップしてご紹介します。
前々回の「FLOWERS」ツアー in 高松ではTOP10形式にしたのですが、
今回は先述の通り優劣なんてつけられたモンじゃないため、大人しく時系列にしました。もう全曲がハイライト。絞るのだけでも時間かかって仕方ないんだこれが。
FC限定ツアー × ハイテンション!
さて。まずはアルバム「SHAKE」から、独断と偏見により外してしまっていたハイテンション。
※こちら ↑ はEX THEATER ROPPONGIでのパフォーマンスです!
この曲に関しては、アルバム内でも古めかしすぎて逆に使ってもらえなさそうな楽曲、というレッテルを勝手に貼り付けていたことを謝りたいと思います。ごめんなさい!(泣)
確かに「とある猿」「バベルの塔」など石器時代にまで遡る歌い出しに多少おののいてしまうのも無理はない。
ですがちょうど一番を聴き終わった際、
ここまで「TIME THIEF TOUR」会場の光景をありのままに形容した一曲はない…!と鳥肌が立ったのを鮮明に覚えています。
人々狂わすロックフェスで
大合唱のあの歌に魅せられ
あまたいる若者達の中
興奮と歓喜、焦りを覚えた
今もそれが焼き付いてるから
コールがなって
ハイテンションな街を
ハイテンションな僕らが
気ままに生きる側で
声を上げ共にゆくのもいい
全ての事の中繋がっていくの
今日もすこし進もう
「ハイテンションな街」=大阪に生きる私達が今夜集うのは、
「ハイテンションな僕ら」=go!go!vanillasというロックバンドがかき鳴らす音の在処(ありか)。
青春時代、ライヴハウスでもみくちゃになりながら貪ったロックンロール。その憧憬を追いかけるように、今では自分達がステージに立つ側になり、かつて彼らがいた客席を今度は私達が埋め尽くす。
演者から観客へと受け継がれるこの情熱の連鎖は、まさに両者とも「ハイテンション」でぶつかり合わないときっと生まれない。この曲はそういう意味で、FC会員限定ライヴという他人行儀のいらない空間で歌われるべくして歌われた楽曲なのかなとも思います。
最後の「今を一緒に笑おう」「大丈夫」というコトバがこんなにも胸に響くものなのだと、
信じられないくらい背中を押された一幕でした。私も頑張ろう!
ハートを攫ったビッグモンスーン
ちょ、これは絶対語らせて。
冒頭では「全曲がハイライト」などと申しましたが、前言撤回。(笑)
正直、今回一番良かった曲を選べ!って拳銃突き付けられたら迷わずこの曲を選んでしまいます。
ビッグモンスーン。
こりゃもう、ハートぶち抜かれた!!!!
まず、何あの弦楽器三人組の可愛すぎる右へならえ左へならえプレイ。あんなの悲鳴あげざるを得ないし、もうまんまビートルズに熱狂する60年代当時のスクールガール状態でした。
The Strokesの真っ赤なTシャツに、途中Ahコーラスの見事な変化球。「ハニーお側においでよ フワフワスカートをなびかせ」なんて言われたらさ……。そのセリフは反則って頭を抱えながらもノコノコついていっちゃうのは私だけだろうか??
ステレオタイプかもですが、
最近のバンドって国内外問わず、大人びた女性に翻弄されてもなお崇めまつる男の歌、もしくは優しくて余裕のあるカノジョに迷惑ばっかかけてる頼りないオレだけど……みたいな歌が共感を呼んでいるイメージです。
その分、この一昔前のカッコつけたがりで強気な男がなんか新鮮でトキめいてしまう。いつも迷惑かけてゴメン……じゃなくて、お前は俺が守るぜ?っていう気概よ。(笑)
それ以降ビッグモンスーンにドハマりしてしまい困ってます。色々サマになりすぎていて、惚れない方がおかしいレベル。
これからライヴのスタメン楽曲として、是非ともご検討ください。
拾い上げられた私のトワイライト
はぁ……この日をずっと待っていた。
バイリンガールが終わり、ばらついた客席をまとめてゆくセイヤ兄さんの落ち着いたビートに「これ何に繋がってるんだろう??」って手拍子しながらずっと考えてたけど、
察した瞬間から一人固まってしまった。(笑)
歌ってくれてありがとう!不意打ちのトワイライト!!!!
なんていうか……。前回すでに手握ったり見つめ合ったり同じマイクで歌を歌ったりしてしまったのに、
※前回のエピソードはこちら ↓ より。
今回愛のメッセージを声に出して読まれたあげくに歌のおねだり聞いてもらったりなんかしちゃって、もうさ……他に何を望む?(涙)
とはいえ、リクエスト中間結果でこの曲が一位を取っていたのも知ってたので「アタシのためのサプライジュ♡」って気持ちにはあまりならなくて(笑)、
一秒たりとも逃すまいと食い入るように聴きました。トワイライト、やっぱり、素敵。
イントロのしっかり作り込まれたギターリフ、Cメロ直後に轟くタイムワープ感満載のサウンド、ちょっぴり懐かしくも温かみを感じるコーラス。すべてを焼き付けたいがあまり、固まったまま動けない。(笑)
それはそうと、
ビートを遅めに取る+際立たせるっていうアレンジ(?)がだいぶ予想外で、Lo-Fiなインディーズ感が加わったというか。2023年ver.にアップデートされた新しいトワイライトに出逢えた気分になりました。
改めて、披露していただいてありがとうございました!!!!
涙で言葉にならない…なつのうた
今回はマイナーなB面曲が多いからか、
イントロで牧さんが曲名を言い放つ(そして歓声が沸き起こる)という新しいスタイルで展開された「TIME THIEF TOUR」。
個人的には海外アーティストのライヴDVDを再生してる(曲が始まると画面下にタイトルが表示されるあれ)みたいですごく箔が付くなぁとテンション上がる演出でした!
そんな中盤の中盤。
「夏の歌を一曲」とつぶやいた牧さんに「夏の歌?なんだどれだ?(トロピカリアか?♡)」と身構えた自分を引っ叩いてやりたいです。
夏の歌じゃない。なつのうただ。
気付けばもう夏の始まりを告げる時期。冗談抜きで、少し涙が出ました。
「ラララララ」の崇高なコーラスアレンジに「誰も知らないアルカディア」で舞台を染める鮮烈なオレンジ。今ちょうど夏が来たからと何気なく歌う歌も、当時はきっとロックバンドへの憧れに突き動かされて必死の決意を胸にこの曲を書いたんだろうなぁ……とインディーズデビュー10周年の歴史に思いを馳せていると、
牧さんの当初の信念が聴いてるうちにみるみる燃え移ってきて、いつしか言葉にならない涙が滲んできました。
想像だけど、
もし私が拘留か拉致かボランティアか、はたまた何らかの理由でロックを聴く手段も断絶されたような世界の果てに行ってしまったら。
擦り切れたバニラズグッズを枕元に忍ばせて見る夢はきっとこの日のなつのうた。
それくらい私にとっては印象深く、go!go!vanillasというバンドの原点および私自身がバニラズを好きになった原点を思い起こさせてくれた一生モノの五分間でした。
最後には花束を、僕らの人生。
即興ツインズと幸せの分かち合い
今回は初のFC会員限定ツアーということで、
お便りボイスの募集やフォトスポットの設置など、いつものツアーとはひと味もふた味も違う催し物にワクワクさせられっぱなしでした。
中でも特に多くのファンを盛り上げたのが、MCの合間に開催された久しぶりのgo!go!meetingではないでしょうか…?
私が参加したなんばHatchでは「最近入籍したけど、結婚式で流すバニラズ曲をまだ決めていない」という一組の夫婦が登場。
「みんな、何がいいと思う?」の問いかけに
☞ ラッキースター
☞ ツインズ
☞ LIFE IS BEAUTIFUL
の三候補が挙がり、
壇上の二人が選んだのはツインズでした。よくぞ選んでくれた!
そうして披露されたツインズは、
即興+一番だけにもかかわらず場内の祝福ムードも相まってびっくりするほど素晴らしく、やっぱり技術よりもハートだよなぁ…!と深く実感させられました。
家で一人CDを流すだけじゃ決して味わえない多幸感。まるで幸せを祈るみんなの想いがひとつになり、この曲にふわりとラッピングのリボンを掛けたかのような。
またいつかフルで生演奏を聴ける機会があれば……とささやかに願っております。
おふたりとも、末永くお幸せに!♡♡
そういえば、
もう一人選ばれた方のナイスおねだりによって実現しかけた即興NO NO NO。
サビだけだから難易度もツインズより低いはずなのに後半ohだけなの笑った。(笑)普段から歌ってあげよ?
時を越え、輝き増したセレモニー
今回はなんといっても「初期バニラズ曲解放祭り」。
聴き古した楽曲にどんなライヴアレンジが加わったのかが初めてお目見えできたという点で、ほぼ全曲に対して感想や新発見が尽きない稀有なツアーとなりました。
ただそんな中でも、自分の脳内にいる審査員達が満場一致でノミネートを決めたのが
11曲目のセレモニー。
※EX THEATER ROPPONGIでの映像です。
素晴らしすぎた。(語彙力)
賛辞を送りたい最大のポイントは、「時の流れ」を全身全霊で紡ぎ上げた圧倒的なアレンジ。
例えば、一番と二番で雰囲気をがらっと変えた点。一番は出だしからセイヤ兄さんの小刻みビートと進ちゃん渾身のオクターブユニゾンを存分に際立たせて恭(うやうや)しく始まり、二番に差しかかるとともに原曲に近いテンションへぐっと巻き戻し展開されてゆく。
「ふとして思い出す」の回想シーンから一気にスロービートに切り替わる箇所も含め、緩急を効かせる瞬間に立ち会うたびにぞわっときてました。
また、黒濃度高めのグレー基調に照明がガサガサと無造作に映し出されたスモーキーで仄暗い雰囲気も「さりげない」という形容詞がぴったりなこの曲の良さを引き立てていたように思います。
底抜けに明るい曲調が多いバニラズにしては珍しい、短調寄りのメロディと無機質でアンクリアなサウンド。6年前に感じていた不完全燃焼感も今ではすっかり「味わい深さ」に変わり、
さらに30代になった彼らの手によってより一層輝きが増したような。
どうしよ。思い出したら素晴らしすぎる。(笑)
もうここまできたら……ビッグモンスーンとの同率ハイライトソングってことでよろしい?
ライヴ映えNo.1?ニューゲーム
ボルテージも急上昇してくる後半戦。
来るか来るかと待ち構えていたスーパーワーカーやノットアローンを差し置き、颯爽と躍り出たのはまさかのニューゲームでした。
いやもう、色々裏切られた!!!(笑)
「ニューゲーム?!」っていうのも意外だったけど、それより意外だったのが原曲との鮮やかなギャップよ。
えぇ、この曲こんなにパリピ受け良さそうなアッパーチューンだったっけ!?少し2000年代ジャパレゲの風も感じられるサビの開放感がスゴ過ぎて、広々とした浜辺のフェスでビール片手にノリ散らかしたくなる。このライヴ映え指数はちょっと、お子プレ超えじゃないですか……。
サビの伸びやかな「リセット」から賑やかな大合唱「ララララララ」に至るまで、
盛れすぎてもはや別人ならぬ別曲と化してる。普段はどちらかというと地味な眼鏡女子がプロムの日におめかしして来て急に気になり始める、みたいな。(笑)
新発見が多すぎて色々追いつかない一曲でした。ライヴ映えNo.1楽曲にも急浮上中。またいつか生で聴ける日を待ってます!
カウンターアクションの「狂気」
初期の曲達に囲まれる中、
なかなかの番狂わせだったのがまさかのライヴ定番曲、カウンターアクション。
あれれ、定番曲はやらないんじゃ!?と思ったも束の間。やっぱ一回くらい見てみたいよね。ガチ勢だけにしか作り出せないガチの盛り上がりの形相を!!!!
あれは、私が今まで見た中で最も狂気的なカウンターアクションだったと証言します。
進ちゃんの掛け声コーナーが張り裂けんばかりの大音声なのはもちろん、イントロでみんなが一斉に拳を振り上げながらジャンプする光景は二階から見るとさすがに壮観すぎて言葉を失いました。(笑)これがFC会員勢の底力ですか。(笑)
全員がノリ狂ってて、ストレスフリーでした。マジで。
今回は二階にいた会場スタッフの方(若い男性)さえもこのカウンターアクションになるともう頷きながらノッていて、いやそうなるわな……と安心した。家帰ったら是非ともバニラズの初期曲調べて色々発掘してほしい。(笑)
ラストで披露していたエマ含め、
もうこの二曲は不動というか、なくてはならないバニラズの代名詞なのだと再認識させられました!!愛してるぜぇ~!!!!
見た事のないおはようカルチャー
最後、エマのほとぼりが冷めやらぬまま一旦幕を閉じた「TIME THIEF TOUR」。
アンコールに向けて手拍子がぱらぱらと始まる中、
どこからともなく耳馴染みのあるシュプレヒコールが木霊のように響きはじめる。
おはようカルチャーの、進ちゃんパートだ……!!!!
初めて出くわした、バニラズファン達の一致団結。これってお決まりだったっけ??
ファンクラブ界隈に知れわたる暗黙の了解なのか、なんばHatch勢の誰かが始めた粋な試みだったのかは分からないけど、こんなにすがすがしい待機時間は初めて。いつしか手拍子よりも歌声のほうが大きくなり、私も手を止め意気揚々と参加してました。(笑)
しばらく経って、一人しれっと登場してきた牧さん。
「ちょっと調整のために出てきただけやけど、どしたん?」と言わんばかりのきょとん顔を見せたかと思えば「ウォーーオーオーウォーオオーオーオー♪」と不意打ちのファンサービス。一番まるまる歌ってくれて、みんなも一緒に大合唱を繰り広げる。
最高以外の言葉が見つからない…!!!
このシーンがとりわけ印象深かったのは、ツインズ同様想定外の流れだったから、というのもありますが
何より双方の愛と信頼を感じたから。
アンコールは手拍子やスマホライトで……という流れが一般的になりつつある昨今、バンドのアンセム的な曲を打ち合わせも無しに観客演者ともに阿吽の呼吸で執り行うことができるなんて。
このやり口、気に入った。(笑)
夢のアクロス ザ ユニバーシティ
人間讃歌 → アクロス ザ ユニバーシティ → ギフト、という文句なしのアンコール三部作にご満悦だった私。
特に胸を打たれたのが、一回目の武道館DVDで感動してやまなかったアクロス ザ ユニバーシティでした。
感慨深いったらありゃしない…!
疾走感のあるイントロを締めくくるお決まりの決めゼリフ「アクロスザユニバーシティーーーーー!!!」に沸く観客席。これだけは一階でもみくちゃになりながら聴きたかったかも。(泣)
狭い寮で一人、安いスピーカーにスマホを繋げてバニラズをエンドレスで流していた昼下がり。グァバをかじりながらレポートに追われ、夕方になるとプロテインをひっ下げてぼろぼろのジムに繰り出す。
牧さん自身の大学時代を描いた歌詞のようなシチュエーションではないものの、この曲にはリスナー各々の心に保存されている青春のワンシーンを瞬く間に再生してくれる力があります。
同時に思い出したのが、
一回目の武道館DVDでこの曲を披露する直前、牧さんがふと言い放った「無駄な事なんて一つもないぜ。全部繋がってるからな!」ってセリフ。
実はこのセリフこそが、アクロス ザ ユニバーシティおよび今ツアー最大のメッセージではないかと思えて仕方ありません。
今となってはガラクタのような作品を創るために全力を注いでいた時間。
コロナ禍で「こんなはずじゃなかったのに」と思いながらやり過ごした時間。
諦めないことと執着の線引きに時折悩みながらもひたすら打ち込み続けた時間。
追いかけて越えてくだけ
それが未だにこうだよなぁ
アクロス ザ ユニバーシティ
努力が空回りしてるように感じてやるせない毎日。
でも「追いかけて越えてく」意志がある限り私達は確実に進歩してるし、過去の自分が渇望していた夢だって叶えられる。すべてが意味を持っていて、すべてが繋がっているのだと…!
そんな力強いメッセージを受け取った気がしました。青春万歳。
🍦個人的なこぼれ話
ここからは楽曲以外についての感想やエピソードをご紹介しています。
ただ、タイトルの通り誰得?とツッコみたくなる個人的な内容ばかりですので、生温かい目で眺めていただければ幸いです。
① 二階席でよかった
あれ?こんなこと確か「青いの。ツアー」in 大分でも言ってたような……(笑)
ただ今回は、一階スタンド席に行けなかったのではない。行かなかったのだ。
なぜかというと
「憧れのバニラズ様を目の前で拝みたい!」の気持ちより「こんなちっさい自分がぎゅうぎゅう詰めの人波に埋もれるってことは……身動き取れないどころか、潰れる?」の不安要素のほうが勝ってしまったためです(そもそもバニラズ様は前回のライヴで十二分に拝ませていただきました)。
そうして自発的に選択した二階席ですが、
二 階 で よ か っ た 。
密集恐怖症なら倒れんばかりの地獄絵図。でも全く嫌そうじゃない、むしろガヤガヤ楽しそうな一階のみんな。当事者はこれまた違った感覚なのかも。。。
とはいえ、なんばHatchの二階指定席はVIP席並みの丁度良い近さだったのもあり、本っ当に「快適」以外の言葉が見つかりませんでした。
観客も見た感じアラサー以降のおひとり様が多く、ラババンの代わりに腕時計をしまい、スマホをいじる代わりにBGMに足踏みをする。ホントに失礼なんだけど、暴動を起こす民衆を上から眺めてオホホしてる貴族の気分。(あやまれ)
もう一階には戻れないかも…。そんな涼やかな優越感を隣の方と無言で共有できた気がした二階席でした。案外オススメです!
② 最高の盛り上がり
何度も言いますが、今回はガチファンが詰めかけた念願のFC会員限定ツアー。
過去最高の盛り上がりを見せるんだろうな……とある程度覚悟して臨んだはいいが、
想像以上でした。(笑)
曲が演奏されてない時は常に
「牧さぁーーーん!」「プリティーーーー!」「しんたろーーーー!」「セイヤァァァァァ!」「大好きぃぃぃぃぃ!」「愛してるーーーー!」といった愛の怒号が飛び交い、手拍子やスマホライトでなくおはようカルチャーの進ちゃんパートでアンコールおねだりを繰り広げる。
go!go!meetingタイムに至っては、牧さんから「なんか言いたいことある人ー?」って振られると同時に一階勢ほぼ全員がハイ!ハイ!ってやってて笑った。(笑)上から見ると伸びた手達が凄まじすぎてもう。(笑)
そんなバニラズのメンバーも、今回は特にリラックスしてるなーって遠目でも分かってなんだか嬉しくなりました。
MCもヘンな沈黙が無いからのびのびとやってたし、客席にダイブしちゃったりファンの好きな歌をワンフレーズだけ披露してくれたりと限りなく自由。
FC会員にしか見せない一面が垣間見れたような気がします!
実際、今回の「TIME THIEF TOUR」では
☞ お便りボイスの募集
☞ go!go!meetingの開催
☞ フォトスポットの設置
等々、FC会員だけが享受できるお祭りのような催し物がわんさか。
どれかひとつは参加してみようかな…!と意気込んではいたのですが
到着したのが開場5分前くらいだったのもあり、TTTT(TIME THIEF TOUR T-SHIRTのことね)で身を固めた大勢のファン達をかき分けながら「えっ物販ドコ?フォトスポットドコォ!?」と迷子状態で何も果たせなかったー。(泣)
そんなこんなでチケットをもぎり内部に進んで行くと、
危うく素通りしそうになったのがひっそりと佇むお便りボイスマイク。
大行列ができていると思いきや、たまに通りがかったファンに写真だけ撮られて冷やかされる。
勇気出してやってみようかな?と一瞬思ったものの、
入場も始まってるし、肝心な質問も「ルーシアの最後って何て言ってるんですか?」くらいしか思い浮かばなかったので諦めました。
これからは近場だからと油断せず、余裕を持って行動したいと思います。
③ 火の鳥チョコ感想
さて……、最後はこのコーナーで〆ましょうかね。
進太郎くんプロデュースの特別販売グッズ、
USHIO CHOCOLATL × go!go!vanillas コラボチョコレート -火の鳥-
プチ試食レポート!
秋田名物『いぶりがっこ』をUSHIO CHOCOLATL VEGANスタイルのホワイトチョコレートに混ぜ込み、男鹿の塩で調味した逸品。
Quoted from:「TIME THIEF TOUR」グッズ詳細解禁&受注販売スタート!先行販売時間よりフォトスポットも設置決定!!|go!go!vanillas (gogovanillas.com)
FCブログ「超機材村~タロズキッチン~」で披露していた素敵なメニュー然り、今年の音食キッチンで出品していた”ひき肉”横手やきそば然り、
進ちゃんが食べ物に関わるとほぼ100%間違いがないというのが定説になりつつある今、彗星の如くプロデュースされたこちらのお洒落なチョコレート。
go!go!の日に開催された「FLOWERS」ツアー秋田公演における限定販売だと諦めていただけに嬉しくて嬉しくて、
終演後真っ先に物販ブースまで飛んで行きました。(笑)
ってか大阪だけ終演後の販売で草。大阪勢の異様な熱気を考慮してくださったのでしょうか……。
翌日。溶けていないか恐る恐る包み紙を開けてみると、
銀紙に包まれたスタイリッシュなヘキサゴンが覗く。多分原形は保ててる……はず。
さらに時計周りにゆっくり開いてゆくと…
見た目がなんかもう美味しそう。
ミルクの代わりにカシューナッツを使用しているそうで、原材料表示を見てもグアテマラ産のカカオバター、砂糖、カシューナッツ、いぶりがっこ、塩のみというシンプルさ。
この六角形から透けて見える不規則な模様からは、決してお情け程度ではないいぶりがっこの量が伺えます。
淹れたばかりのお茶をお供に、ひとかけら口に運ぶ。
……!!!
なんてお上品なのかしら。
瞬く間に溶けゆくクリーミーなチョコレートと、いぶりがっこのモキュモキュ感。たまにキラリと舌を刺す鋭い塩気が心地良い。
美味しいのは大前提の上で食感がまず面白いし、そもそも「味」というより「香り」を愉しむチョコレートなのかも。乳製品の臭みが一切無いカシューホワイトの甘い香りといぶりがっこのスモーキーな香りが絶妙にマッチして口の中に拡がり、これはもうドヤ顔で三枚も買ってよかったです。(笑)
進ちゃんは音や味、香りなど五感を器用に駆使したクリエイションが本当に上手だなぁといつも感心させられる。
芳醇な高級感と同時に地元愛・家族愛も存分に味わえる素晴らしい逸品でした!
気付けば残すはあと一枚。
真夏に迎える誕生日のお茶請けにしようと思います♡
~追記(2023.07.14)~
USHIO CHOCOLATL × go!go!vanillas コラボチョコレート -火の鳥-
通信販売・店頭販売が遂にスタート!
これでみんなにも配れるぞ!(笑)
USHIO CHOCOLATLさん……。この機会に他のラインナップも拝見したのですが、フレーバーはもちろんタイトルや包装紙のデザインに至るまで緻密にこだわり抜かれていて、一枚一枚本当に惚れ惚れするほど美しい…。
これは単なる食べ物ではない。アートだ。
興味がある方は、是非オンラインショップをチェック ↓ してみてください!
go!go!vanillas×USHIO CHOCOLATL コラボチョコレート-火の鳥-ushiochocolatl.com
🍦さいごに
いかがでしたでしょうか……。(笑)
いっそのこと毎年開催してほしいくらいの盛り上がりを見せたまま無事に幕を閉じたFC会員限定ツアー「TIME THIEF TOUR」。
余韻ひたひたな中、さらなる嬉しいニュースの到来です。
デビュー10周年を記念した
全国ワンマンツアー開催決定!
改めて……もう10年にもなるのか。(涙)
この10年間に生み出された数々の名曲達。観客としてどんなセトリになるのか楽しみな部分もあるけど、それよりも一ファンとして10年もこんな素晴らしい音楽を創り続けてくれたことに感謝しかありません。
昔も今も変わらず大好きだと胸を張って言えるバンド。むしろその歴史に刻まれた「変化」をも楽しめるバンド。
私の中ではきっとこれからもgo!go!vanillas以外に現れないと思います。
次はどの都市になるか分からないけど、絶対行こう。
それでは!!!!