バニラオト

ロックバンドgo!go!vanillasをひたすら褒めちぎるブログです。

「FLOWERS」TOUR 2023 ライヴレポート in オリックス劇場

 

 

こんにちは。東方美人です。

 

穏やかな小春日和だった4月20日。

なんとか行ってきましたぜ!

 

「FLOWERS」TOUR 2023

 in オリックス劇場!!!!!

 

ライヴ当日、午前中はやや寝不足気味で仕事に出ており、

「今日の夜には爆音の中汗だくで飛び跳ねてるのワタシ…?!」と実感の湧かない中で臨んだ「FLOWERS」ツアー第二弾。

まさかその日の夜、ある「事件」により眠れなくなるなんて微塵も思ってなかった。

 

その経緯はまた目次の後ろの方でお話したいと思います…!

 

 

 

🍦全体的な感想

 

「FLOWERS」ツアー in オリックス劇場。

 

一言で言うと……みたいな流れ、今まで欠かさずやってきたけど

今回はごめん。

ちょっとコトバが見つからない。

 

なんと言えばいいのだろう?「近かった」というか「自分得」というか…?出来事自体の記憶はだいぶ飛んでるのに当時のエモーションは今までのどのライヴよりも鮮明で、あたかも夢の中に居たかのような錯覚に陥っています。

そんな一夜から数日経った今。未だ余韻に苛まれ、あの時の陶酔感が忘れられない自分がいる。ここまでくるともう病気だわ…(笑)

 

とまぁ感情面はひとまず置いといて、

冷静に分析すると「進化」が顕著に見えたライヴだったように思います。

 

例えば、高松festhalleの三倍くらい草花が生い茂った豪華ステージ。

入場すると同時に美と癒しの世界が目に飛び込んできて、思わずスマホカメラを手に取ってしまった私。「Singin' in the Rain」のロマンチックな旋律と場内のガヤガヤ感が良い感じに重なり合い、いつしか場内に焚かれた煙もだんだんミストのように思えてきて、

ボタニカルでお洒落なディナーレストランさながらの高揚感に開幕前から満たされちゃいました。

 

さらに驚いたのが、ホールならではの観客数と関西勢のノリの良さ。(笑)

今回のオリックス劇場は元・旧大阪厚生年金会館というだけあって、

一階にゆるやかな傾斜が設けられてるのはもちろん、見上げれば二階、三階まで高々と広がっている万能コンサートホール。上から下まで180度びっしりお客さんで埋め尽くされた光景は本当に壮観だったし、関西人が多いからか?待機中もみんな喋る喋る。(笑)

後でまたクローズアップして書きますが、

歓声や歌声のパワーが前回とは雲泥の差で、なんだか身も心も大!解!放!できました!

 

加えて、会場の規模と観客数に応じて大幅に進化していたのが、セットリスト。

先月はこぢんまりとした高松festhalleで、Penetrationやパラノーマルワンダーワールドにまんまと意表を突かれた私。2~3曲くらいはセトリ変えてくるだろうな…!と期待はしてたものの、

まさか5曲も変えてくるとは。(笑)

 

植物が強い生命力を以て成長を遂げるのと同じように、

今回のホール公演はライヴハウス編との差別化を図り、何もかもがまるでエコノミーからビジネスへとアップグレードしたような、

そんな「進化」を感じざるを得ないライヴとなりました。

 

 

🍦セットリストについて

 

まずはじめに、

果たしてどのような「進化」を遂げたのか?ちょっぴり気になるセットリストのご紹介。

夢見心地で記憶飛び飛びだったけど、多分間違ってない……はず。

(高松festhalleと変えてきた曲目は赤色で示しています)

~FLOWERS TOUR 2023 in オリックス劇場~

 OP: RUN RUN RUN

 1. HIGHER

 2. The Marking Song

 3. I Don't Wanna Be You

 4. おはようカルチャー

 5. ペンペン

 6. Penetration

 7. お子さまプレート

 8. 青いの。

 9.

 10. アダムとイヴ

 11. My Favorite Things

 12. Dirty Pretty Things

 13. バイリンガール

 14. エマ

 15. カウンターアクション

 16. one shot kill

 17. アメイジングレース

 18. きみとぼく

 19 (Ec). 硝子

 20 (Ec). LIFE IS BEAUTIFUL

 

………すごない?(笑)

 

声出し解禁が実現して初めてリストアップされたおはようカルチャーに、相当お久しぶりと思われる、そして武道館以降さすがに宝の持ち腐れにはできないアダムとイヴ

前回とは一味も二味も違う曲目に「やっぱセトリ予想会やればよかった!」と改めて後悔の念に駆られました。(笑)

 

今思えば、ライヴレポート高松編で楽しみにしていたももちゃんサプライズ登場からのTwo of Us青いの。イントロのボサノヴァアレンジも結局聴けずじまいだったけど。

でもそんなことどうでも良くなるくらいに素敵なセトリで、ライヴハウスとホール、どちらも参戦した価値があったなぁ…としみじみ。

本当に行って良かった。その一言に尽きました…!

 

 

🍦オリックス劇場での思い出三選

 

ここからは思い出に残った点をピックアップしてご紹介したいと思います。

といっても、今回は言葉を失うくらい衝撃的だった「事件」も発生し、今まで書いた中で最も理性を欠いたライヴレポートと言っても過言じゃない。(泣)

読みづらい部分も多々あるかと思いますが、大目に見てくださったら非常に有難いです…。

 

 

1. これが本当のsing-along

 

ライヴレポート高松編でも述べましたが、

この「FLOWERS」TOUR 2023からは、声出しの解禁(マスクは必須)ソーシャルディスタンスの廃止など、アフターコロナに向けて大きく前進した記念すべきツアーとなりました。

ライヴ直前にその注意事項をアナウンスしてくれたお兄さん……「これからは、プリティーーーーーーー!!!って呼んでもいいんです!」みたいなこと言い始めてビビったよ。(笑)てっきり音声読み上げソフトだとばかり思ってたからなおさら!(笑)

Quoted from:「FLOWERS」TOUR 2023 ライヴレポート in 高松 - バニラオト (baniraoto.com)

高松編で話題にしてたこちらのお兄さん、全く同じ声色でオリックス劇場にも出現。(笑)

バニラズいわく、お兄さんの正体はなんとFM802のDJ飯室大吾様だそう!なるほど、先に大吾さんに録ってもらった音声なんやね。(笑)音声読み上げソフトだなんて、失礼致しました。

 

ただ高松と明らかに違ったのが、みんなの盛り上がりよう。

 

大吾さんのこのアナウンスに笑い声が起こってる時点ですでに「みんな自然体でイイなぁ」とは思ってたけど、

ライヴが始まるや否や「プリティーーーーーーー!!!」ってもう便乗してる人現れてるんだが。(笑)

 

そんな関西ファンと共に創り上げるホール編「FLOWERS」ツアー。熱唱してるのに自分の声がほとんど聴こえないくらいの賑やかさに終始圧倒されっぱなしの二時間でした。

グルーヴィーなサウンドに身を任せ、思うがままに歌って踊って、こんなに解放感覚えたのいつぶりか分からないくらい。スタッフの男性が微動だにしないのが信じられない。職務を全うしてるに過ぎないのは分かってるけどやっぱり信じられない。(笑)

 

特に、感動して感動して仕方なかったのが

高松では未披露だったおはようカルチャーでした。

 

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上のパートと下のパート、イントロでそれぞれ丁寧なレクチャーを受け、いっせーのーでで全員が解き放った夢の大合唱。

たった4曲目だし、最初の方ってみんな硬くなりがちであんまりエンジンかからないんじゃ…?なーんて心配は御無用でした。高松のラスト「LIFE IS BEAUTY SO BEAUTIFUL」以上の声量と熱量に包まれて、なんか、もう既にこのライヴは成功だ!って断言できちゃうような。

 

初めての武道館に響きわたった涙のおはカルも、城ホのアンコールで喰らったサプライズのおはカルも、どちらも印象深かったけど。

今回初めてマトモにみんなの歌声を聴いて、自分自身も合唱に参加して、

えっ?sing-alongってこんなに楽しいの…?っていうことに気付けたし、ここオリックス劇場でやっとこの歌の「完成形」に出逢えた気がしました。

みんなもおはカルから一気にスイッチが入り、その後の曲すべてに気持ちが籠っていたように思います。大合唱が一番活きる曲をこんな序盤に持ってきたのは、もうバニラズの作戦勝ちやね。

 

 

2. スローナンバー達の飛躍

 

続いては披露された楽曲について。

 

アダムとイヴの高度なレーザー演出に息を呑み、バイリンガールの一体感あるクラップに感動し、The Marking Songのレトロな映像作品に釘付けになり……

色々パワーアップしていて本当に悩ましかった恒例のハイライトソング選出。

ですが今回は、

硝子きみとぼくDirty Pretty Thingsの同率一位とさせていただきたく存じます。(笑)

 

この三曲の共通点は、なんといってもミディアム~スローナンバーであること。

アルバム「FLOWERS」以降、30代ならではの「成熟」「懐の大きさ」みたいなものが感じられる落ち着いたナンバーが徐々に見られるようになり、

バニラズ自体明るくて楽しいだけじゃない、深みと味わいも兼ね備えたロックバンドへと大きく進化を遂げたように感じます。

その一番の象徴が、今ツアーで目覚ましかったスローな楽曲達の飛躍

どれだけ多大なる心血を注いだかがよーく伝わりました…!

 

 

🍨進化甚だしい硝子

 

高松編に続き、ここオリックス劇場編でも語りたくなってしまった硝子

違うんです。

 

進化甚だしいにも程がある。

 

大幅に変化を施してきたコーラスワーク。進ちゃんとプリちゃんの厳かなコーラスに挟まれて始まったイントロは少し陰のある雰囲気を残しつつもアナログ感を際立たせていて、

牧さんの独走ではなくしっかりgo!go!vanillasの楽曲なんだということを再認識させられました。

そんな牧さんも今回はかすれゼロ。声の調子が抜群に良くて、終わった後あんなにうるさかったみんなが誰一人フォーゥ!などと叫ばなかったのはさりげない感心ポイントです。(笑)

 

次に聴けるのはいつになるか分かりませんが、

その時はどんな硝子が聴けるのだろう?と一期一会の「美」を愉しめるようになったのは、私も大人になった証拠なのかもしれません。

 

 

🍨きみとぼく~音楽の力~

 

次に、聴いていて厚みが原曲と全く違ったのが

ほっかほかのエンディング曲、きみとぼく

 

なんていうか、原曲が厚切りカットのポテトチップスだとすれば、今回の生演奏は揚げたてホクホクの手作りハッシュドポテト(しかもハニーマスタードソース付き)。

レモンイエローの照明や「Hey! Ho!」の合いの手、そしてもう「ラララ…」のメロディだけで共有できちゃうこの不思議な暖かみ。原曲以上にリアルで迫りくるものがありました。

 

歌詞を傍聴するだけじゃなく、

「きみ」と「ぼく」が共にラララを歌い、音楽の中に溶け込むことで初めて生まれるハートウォーミングな感覚。

言葉を介さずとも伝わる音楽の純粋なパワーがナチュラルに露呈された、あたたかみ溢れるエンディングでした…!

 

 

🍨ダープリから考える愛の形

 

もう美しすぎて、思わず目が潤んでしまったDirty Pretty Things

 

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ダープリは伴侶や我が子といった「家族愛」がテーマの歌、という認識でしたが

今回は家族というスケールを超え、私達って生きてる中で全体的に愛を制御しすぎているところがあるよなぁ、と大きな気付きを与えてくれたエモーショナルな一幕となりました。

恋人への愛、配偶者への愛、子どもへの愛、両親への愛、友達への愛、ペットへの愛、仕事仲間への愛、アーティストへの愛。各々に対して表現する愛のカタチは様々だけど、愛って元を辿れば結局おんなじ感情なんじゃないかと。

それなのに私達は

この人は普段そんなに仲良くないからテキトーにあしらおうかな…とか、

この人は異性だから気遣うし、あんまり優しくするのは控えよう…とか、

自分で勝手に線引きして、ストッパーをかけ過ぎてるような気がします。

 

今日もライヴに行く途中、

ICOCAにチャージするため券売機に並んでいると、たまたま「誰か分からないから教えて!」って周りに助けを求めるおばあちゃんに遭遇。

ボタンの押し方やお金の投入口を教えてあげて「二番ホームですよ!」と改札前で見送ったら「田舎者だから何も分からなくって……ありがとうね」と言われ、

なんだか心がほっこりしたことを思い出しました。

 

自分の中にある愛を、もっと豊かに、贅沢に使おう。湯水のように、惜しみないくらいに。

どうせ人間って、どれだけ頑張っても全人類を救うことなんてできないから。ならせめて、限られた人生の中で出逢う縁ある人すべてに、臆せず愛を与えよう。

 

温かい家族の歌から、そんなことを強く思いました。

 

 

 

3. 引き当ててしまった神席

 

そう。今回のメインテーマはこれだ。(笑)

冒頭で申し上げていた「事件」の発端となったのは、会場の雰囲気でもセットリストでもなく「座席」でした。

 

今回私が引いた座席は、前方の一番端っこ。

PDF座席表で確認した当初、見た感じあまりにもキワッキワで「ふーん端っこかぁ。まぁでも広いスペースで踊れそうだし、メンバー全員見えなくても進太郎くんくらいはチラ見できるってことかな?」と見切り席みたいなノリで軽く考えてたんです。

 

しかし迎えた当日、現場に行ってみて不審な点がひとつ。

 

 

何このサイドに続く道。

 

ただこの道もそんなわざとらしく存在してるワケではなく、非常口に通じる余ったスペース、といった印象。色も材質もメインステージと違うし、近くにはSPのようなスタッフが黒スーツに身を固めて鎮座する。

「そんなコトより案外ステージはっきり見えていーじゃんっ!」と能天気にステージをパシャパシャ撮影してた私ですが、

後でこれがとんでもない席だったことを知るハメになるのでした…

 

 

事件① 背筋が凍ったペンペン

 

三連続の「FLOWERS」楽曲に不意打ちのおはカル大合唱で気分良く迎えた5曲目は、

牧さんがハンドマイクで弾け躍るカントリーサマーソング、ペンペン

 

進ちゃんの高速ギターリフとあっちゃんの爽やかキーボード炸裂に身も心も躍りっぱなしでテンションも上がる最中、

なんと牧さんがマイク片手に踊りながら、このスペースに堂々と足を踏み入れ迫って来るではありませんか。

手を伸ばして応えるみんな。ノリながらも固まる私。

あのさ、近すぎな?!

 

結局牧さんは私の真後ろにいた高身長の男性にハイタッチをカマし、颯爽と定位置へUターン。

いやいやいやいや。手を伸ばせば届いてしまう位置で牧さんが歌ってるとか、どーいう世界線なんだ……!!?(汗)

 

こんなにビビり散らかしたのいつぶりだろう。ちょ……今日のブログここまででいいですか?頭真っ白でそれ以降記憶ないのよ。(オイ)

ただ、後ろの人にハイタッチなんて実はまだ序の口。本当の「事件」は、次の章へと続くのでした。…

 

 

事件② 声が裏返った青いの。

 

ペンペンのお次は、進ちゃんの色気ましましPenetration。ピアノ映え過ぎだし、進ちゃんが嫌というほどタメるのがこの曲の芳醇さを引き立てていて最高だったのは言うまでもない。ただ。

 

正直さっきのハイタッチ事件が衝撃的すぎて何も考えられなかった件。(笑)

 

ようやく心持ちを立て直して楽しもう!と迎えた8曲目は、

この季節にぴったりの青春ソング、青いの。

「loser loser」大合唱はもちろんのこと、Aメロからサビにいたるまで意気揚々と熱唱していた私。そしたら二番の「loser loser」で牧さんが再びこちらに現れて、

かがんだ姿勢でマイクを手向け始めたではありませんか。

それも私の真横にいる女の子の口元に。

 

お恥ずかしながら、「loser loser」のフレーズでは私いっつも指差しポーズで両手を挙げちゃうクセがあるんです(どんなだ)。

でもその時牧さんのマイクはちょうど私の頭の上。それで遠慮がちに両手を半分だけ挙げて(銃口突きつけられて「手を挙げろ!」の時のイメージ)邪魔しないようにしてた(というよりビビってた)ら

繰り返しの「loser loser」で、なんと牧さんがマイクを思いっきり私の方にスライド。

きてしまった…!!!!!

 

私も何を思ったのか、はにかみながらも思いっきり熱唱するという暴走ぶり。キーはもちろん、上で!

今思い出すだけでも鳥肌ブワァ~出るし、牧さんにも何だコイツのポージングって思われたに違いない。でも当時はね、楽しかったのよ。まるで中学生の時、掃除の時間とかに好きな子に急に話しかけられてはっ!となるような。

 

申し訳ないが、もうloserとは言わせない。winnerだ。(何が?)

 

 

事件③ 手に汗握りまくった鏡

 

青いの。の「loser loser」合唱時にマイクを差し出され、失神するかと思ったところに更なる追い討ちをかけたのが、でした。

 

上記の二曲から「ハンドマイク曲の二番になったらやってきがち」という牧さんの習性を見出した私。鏡も言わずと知れたハンドマイク曲なので全力で警戒してたら、

案の定二番になるとスピーディーに迫ってきた牧さん。再び真後ろの男性とハイタッチを交わす。そして……

「夜に愛し合うのにね」の歌詞と同時に、ガッツリ私の目を見つめながら伸ばした右手を握ってくるではありませんか。

ちょっと待って。

牧さんと、握手……!?!??

 

 

ごめん。もうさ、右手一生洗えないわ。(いや洗お

 

反射的に軽く会釈してしまったけど、頭の中は当然真っ白で。

えっとー。自分今この地に足付けてるよね??もしこれが初めてのバニラズライヴだったら、多分立ってられない。普通に倒れて担架で運ばれてたと思う。

 

はぁ……。牧さんの右手、あったかかったなぁ。

バニラズにキャーキャーする時期は過ぎたと言えど、憧れの存在の体温を受け取る(そして自分自身の体温も受け渡す)というのはちょっと感無量すぎて心臓が持たない。体温だけじゃなく、その人が持つ様々な熱が伝わってしまうから。

あの数秒間で受け取ったのは、何よりも牧さんの人柄の温かさ。ステージ上で運動量もハンパないとはいえ、ただ単にそれが原因で火照ってる人の熱とは少し違う熱でした。

同じように、私のバニラズに対する山よりも高く海よりも深い愛と情熱が体温に乗って牧さんに伝わってくれていたら、もう何も思い残すことはありません…!!

 

 

事件④ 記憶がぶっ飛んだエマ

 

色々あったけどなんとか後半まで意識を保ち、緊張もほぐれてきた頃。

来たる14曲目はバニラズの看板ソング、エマ!元気いっぱいのプリちゃん指揮の下、みんな大好きコール&アクションのお時間です!

 

そんな中、ギターをかき鳴らしながら再びサイドの花道を闊歩して来たのはやはりあの男だった。

ただ今回ばかりは後ろまで行かず、私の目の前で足を止める。

なぜか目が合っている。

いや勘違いとかじゃなくて、コレもう私しか見てなくないか?

真正面なのよ。10秒くらい。(泣)

 

無防備にならざるを得ないタイミング。でもその時こちらもグルーヴに浸りすぎてて、牧さん向かって飛び跳ねながらノッリノリの「E!M!A!エムァ!」を見せつけてしまったんだよなぁ……。

今思い出せば顔から火が出そうだしそれ以降の記憶一切ないけど、まぁいっか。この曲の楽しさには抗えないし、牧さんも「ほぅほぅ楽しそうやん!」って表情で満足気だったし!

 

多分、今回牧さんに特に心を射抜かれた理由があのリバーシブル中山装ルック。チャイニーズスタイルがなんとまぁお似合いで。「你好!」と「謝謝~」にも萌えたし、あっちゃんのカンフー師傅感漂う白コーデとの対比も含め、自分得すぎて涙出ました。

そんなあっちゃんの似合い度も尋常じゃなく、丸眼鏡をかけるともうカンフーも学問も点心づくりもお手の物な文武両道の好青年そのもの。キーボードを感情のままに叩き鳴らすギャップもなんか良くって、思わず抱拳礼で深々とお辞儀したくなっちゃいます。

これ ↑ の四枚目ね。

 

ちなみに最後の最後、セイヤ兄さんともハイタッチできて飛び上がるくらい嬉しかったです!間近で見ると髪が思った以上にブルーグリーン。フランクなのに貫禄も感じさせる笑顔で、心のビタミンチャージも完了。遠いのにこっちまで走ってきてくれて、本当にありがとう!!(泣)

 

そしてせっかくの完全・進太郎サイドなのに、肝心の進太郎くんとはほぼ関わりなかったのが面白い。(笑)

というのも、私の真後ろにいた男性が進太郎一筋で、曲と曲の間にもずーっと真摯に「しんたろー!!」と連呼してて、そのターゲットのブレなさに私も感銘を受けつつあったんです。細やかな進太郎くんもその訴えに気付いていて、何度もその方に重点的にハイタッチしに行っていて。そんな微笑ましい光景に立ち会えただけで心満たされました。(笑)

 

一番遠くにいたプリティは、直接触れ合ってはいないものの、一瞬こっちまで真剣な眼差しでベースをかき鳴らす姿を見せに来てくれました!

プリちゃんの高速かつ複雑なベース捌きをあんなに至近距離で見た事なかったから、そのクールさにやっぱり釘付けになってしまった。普段プリちゃん側に当たることが少ないので、こんなに貴重かつ贅沢なひとときには感謝しかありません。

 

 

そんな夢のようなライヴが終わり、

頭真っっっ白の私はひたすら歩いて歩いて電車に乗り込み、気付けば家路に着いていました。でも、12時の鐘は魔法を解かない。そこから「手を洗う」という苦渋の決断を下すのに数時間を要し、三日間はブログのページを開けなかったという戦闘不能ぶりに一番驚いていたのは紛れもなく私自身です。

「引き寄せの法則」なんて、さほど信じてなかったけど。

こんなにバニラズが好きな私をあの席に導いてくれた、親愛なる何か、誰かへ。もう感謝してもしきれません。

そしてもちろん、

最も感謝すべきはバニラズ、あっちゃん、今回のライヴに携わってくださったスタッフの皆様。

本当にありがとうございました…!!!!!

 

 

……と、これが「事件」の全貌です。

限定カラーのレオコラボTシャツを誂え、ネイルもリップも(見えないのに)なんだか丁寧に塗った甲斐があったと初めて思えたライヴでした。(笑)

今後これ以上の神席を引き当てられる気がしない。次に牧さんと握手するのは、他でもないあなたかもしれない。…

 

 

🍦さいごに

 

いかがでしたか?

 

今年の5月5日はあいにく用事があり、鹿角まで凱旋ライヴを見届けることは叶わなさそうなので

「FLOWERS」ツアーはオリックス劇場で見納めとなります。でもこんなに最高な思い出ができて、ほぼ悔いはありません!…

ん?USHIO CHOCOLATLとのコラボチョコ?児玉冷菓のババヘラアイス?

私は何も見ていない。私は何も見ていない。

 

 

最後に、

楽しみで楽しみでたまらないイベントがあとひとつ。

gogovanillas.com

 

初のファンクラブ限定ライヴ

「TIME THIEF TOUR」!!!

 

これは激アツ。待ってました…!

そうだ、そうだよ。初期のレア曲こそがバニラズ様の真骨頂。

あゝgo!go!vanillasに出逢って間もない頃の私が恋焦がれるほど夢見ていたあの楽曲達が、本当に生で聴ける日がくるなんて……!(涙)

セットリスト予想もやり甲斐ハンパないし、これこそ何としてでも当たってほしい。絶っ対に行きます!!

 

 

では、また近いうちにお会いしましょう!!!!