バニラオト

ロックバンドgo!go!vanillasをひたすら褒めちぎるブログです。

go!go!vanillas入門者にオススメしたい!バニラズソング10選

 

 

こんにちは、東方美人です。

 

今回は……

 

 

go!go!vanillasという人達の存在を最近知ったばかりなので、もっと色んな曲を聴いてみたい!

という方に向けて、

バニラズファン歴もうすぐ6年の私がオススメの楽曲を10曲ご紹介します!

 

「ごーごーばにらずって、なに?」という方から

「何曲かは知ってるけど、他に良さげな曲ないかな」という方まで、

あらゆる入門者様に幅広く参考にしていただけると思います。

 

それでは早速みていきましょう!

※全てあくまで個人の見解ですのでご了承ください。

 

 

 

1. エマ

 

さて、オススメの曲と聞いて最初に挙がるのが

今やバニラズの看板ソングともいえる至極のパーティーチューン、エマ

 

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2014年夏にリリースされ、長い歴史を誇るライヴでも定番の人気曲です。

 

曲名「エマ(EMA)」は一見女の子の名前にも思えますが、

実は英単語「emergency(緊急事態、警告)」の頭文字から取った言葉。

トレンドやメディアに安易に流されず、好き嫌いも良し悪しもちゃんと自分自身で判断しよう、という警告メッセージが込められているんですね。

 

ただ、曲自体はポップでキャッチーなサウンドで色づけられたご機嫌ダンスナンバーなので、

パーティー気分の最中でもクリティカルな歌詞にはっとさせられるような、鮮やかなギャップが楽しめる一曲となっています!

 

 

2. カウンターアクション

 

こちらも、go!go!vanillasを語る上でハズせない一曲。

バニラズの新生ロックンロールカウンターアクションです!

 

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go!go!vanillasは2015年に一度ギタリストのメンバーチェンジを図っており、

宮川怜也に代わって新しく栁沢進太郎が加入しました。

 

カウンターアクションは、そんな新しい4人体制になってから初めてリリースしたシングル曲。

新ギタリストのお披露目も踏まえて公開されたMVをはじめイントロ、コード進行、歌詞においても非常に挑戦的で、何があろうと歩みを止めるつもりは毛頭ないと宣戦布告されているような気概に満ちています。

 

その反骨精神あふれるパフォーマンスはライヴでも毎回熱い盛り上がりを見せ、ロック好きなら聴けば聴くほど血が騒いでくること間違いなし!

 

 

3. 人間讃歌

 

もう少しヴィンテージ感が欲しい…!という方にオススメなのが、

バニラズの始まりの曲というにふさわしい1stシングル、人間讃歌

 

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全体的に崇高かつエキゾチックな風格が漂い、

「人間」ならではの泥臭さとその中にきらりと光る確かな輝きを高らかに謳った一曲となっています。

 

歴史という縦軸、宇宙という横軸、どちらからみても不器用でちっぽけな存在に過ぎない私達ですが、

一人の人間が全身全霊で信念を貫くその生き様には必ず大きな意味があるということが、魂のシャウトや情熱的なアウトロからひしひしと伝わります。

 

「大切な何かを守れるなら 人は笑顔で死んでいけるから」

 

初めてのシングルとは到底思えない貫禄ある音作りに、ずしりと重みのある歌詞。まさに、色褪せない傑作と称すべきではないでしょうか。

 

 

4. 青いの。

 

そして、令和以降ファンを一気に増やした印象が拭えないのが

バニラズの爽やか青春ソング、青いの。

 

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2022年春にリリースされたこの曲には

「コロナ禍によって制約だらけの学生生活を過ごすみんなが、この曲を通して少しでも思い出を作ってくれたら」という願いが込められており、

高校生扮するメンバーそれぞれのキャラが立ったMV、

ピアノとともに紡ぎ出す軽快かつ透明感あふれるサウンド、

失恋がもたらす痛みや恥ずかしさを赤裸々に綴った歌詞、

どれをとっても、思春期に誰しもが経験した全力投球と空回りを見事に体現しています。

 

また、ロックの熱くてむさ苦しいイメージとは一線を画した爽やか路線なので

「普段は流行りのポップスを聴いてるけど、ちょっと邦ロックも発掘したい…!」という方は比較的とっつきやすいかもしれません。

 

大人になってもふと思い出して口ずさんでしまうような、青春の味を知るすべての人に捧ぐ名曲です。

 

 

5. パラノーマルワンダーワールド

 

続いては、

YouTubeでの再生回数は若干少なめでもファンからの人気は根強いパラノーマルワンダーワールドをご紹介。

 

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平成から令和へと新しい時代を迎える節目に公開されたMVは「平成元年の骨董品店」で働く青年の不思議な体験を描いたショートムービー仕立てとなっており、

昭和・平成・令和の三時代を線で繋いだ「時の流れ」を大きく意識させる一曲となっています。

 

ただ、人生に必要不可欠な「恋」「愛」「狂気」「夢」という四大テーマを軸に展開される熱いメッセージには

時間を一直線でなく立体として捉えること、つまりは誰かや何かに対して時間を忘れるくらい没頭することの尊さのようなものが説かれている気がしてなりません。

 

味わい深いイントロが何度聴いても胸を打つ、珠玉のマスターピースです。

 

 

6. 平成ペイン

 

元号関連の曲といえば、もうひとつ。

ファンの間でも高い評価を誇る一曲、平成ペインを忘れてはいけません!

 

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「輝く炭酸の泡ハジけて(=バブル崩壊)」

「そこで迎えた冷めた夜明け(=氷河期)」

など、平成元年生まれのボーカル牧達弥だからこそ書ける、ゆとり世代への応援歌です。

これからの未来を担う平成生まれが心に隠し持つ「痛み」。それをちゃんと声に出して邁進してゆこう!という力強いエールを受け取れば、

曲中のキーワード「平成ペイン」もまるで「Hey say pain」と諭されているかのよう。

 

特にライヴでは皆で振り付けをするシーンもあり、同じ時代に生きる者同士の当事者意識と固い結束がしっかりと感じられる、令和になっても輝き続ける名曲です!

 

 

7. アメイジングレース

 

次に、性別や世代を問わずオススメしたいのが

愛と希望の讃歌、アメイジングレース!!!

 

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2018年末、バニラズのベーシスト・長谷川プリティ敬祐は不慮の交通事故に遭い、一時はバンドの存続が危ぶまれるほどの事態となりました。

この曲はそんなプリティの完全復活を記念して制作された歓びのアンセムであり、正にメンバーからプリティへ贈るプレゼントのような一曲。

 

疫病や戦争、自然災害など、苦しい出来事が後を絶たない世の中ですが、

「僕らの未来に賭けてみよう」と背中を押してくれる真っ直ぐな歌詞に奮い立たされた方はきっと少なくないはず。

 

逆境を乗り越え、「奇跡」の有難みを噛み締めた彼らにしか奏でられない音が、この曲には詰まっていると思います。

 

 

8. ヒンキーディンキーパーティークルー

 

ここまでは入門者様へのオススメというのもあり、いわゆる「バニラズらしさ」がそこそこ感じられる楽曲をまんべんなく選んでみたつもりです。

しかし、どの曲よりも突き抜けてバニラズらしい!と個人的に思っているのが、

THE BAWDIESとのスプリットシングル「Rockin' Zombies」収録曲、ヒンキーディンキーパーティークルー

 

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夢、自由、情熱、ワンダーランド。

巷にはびこるバニラズのイメージがこれでもか!ってくらい凝縮された、熱く明るいカントリーロックです。

 

第一次世界大戦時のアメリカで流行していた歌「ヒンキー・ディンキー・パーリー・ブー(Hinky Dinky Parlez Vous)」をもじったタイトルや真夏によく似合う騒がしいサウンドはどことなく大西洋のからっとした気候を彷彿とさせ、

今すぐ冒険船に乗り込み、クルー(乗組員)一体となってパーティー気分で世界を切り拓いていこうぜ!というバイタリティーに溢れています。

その凄まじい昂揚感は楽曲の中でも随一といえるでしょう。

 

 

9. FUZZ LOVE

 

YouTubeは全部聴き漁ったから、サブスク音楽アプリで探してみたい……という方へ。

バニラズ史上最強のB面ソング、FUZZ LOVEはいかがでしょうか。

 

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この曲は4thアルバム「FOOLs」に収録されている甘酸っぱい恋愛ソング。

昨年は早稲田祭のライヴイベント「ワセバニ」で聴きたい曲第一位に輝き、当日演奏されたことも話題となりました。

 

好きな人に誠を尽くそうと努力するも空回りしてしまう「僕」と、

そんな相手の至らない部分さえも愛しく感じてしまう「あなた」。

 

生まれたての未熟さを表すような「FUZZ LOVE(綿毛のようなフワッフワの愛)」という曲名、そしてホーンセクションを交えた楽観的なアッパーサウンドからは

完璧じゃないからこそ心に触れる愛が活き活きと表現されています。

 

ちょっぴり幼い恋愛を経験したリスナーにはきっと刺さると思うので、是非ともチェックしてみてください♡

 

 

10. なつのうた

 

最後にご紹介するのは、

インディーズ時代のアルバム「SHAKE」収録曲、なつのうた

 

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まだどこか垢抜けない歌声にはセンチメンタルなギターの旋律が重なり合い、

セピア色だった初夏の光景が美しく彩られてゆくような、ノスタルジーの中にも神々しい雰囲気が散りばめられたミドルナンバーです。

 

特に、ロックンロールの礎を築いたビートルズに思いを馳せた「ノルウェーの森」「あの4人」というキーワードと「最後には花束を 僕らの人生」というラストのフレーズからは

彼らのバンドに対する揺るがない決意と信念がこもっているように感じます。

 

go!go!vanillasの「原点」が垣間見える、数多くあるバニラズの夏ソングの中でもとりわけ異彩を放つ一曲です。

 

 

~最後に~

 

いかがでしたか…?

 

今回は入門者様に向けてピックアップしてみたため、

さまざまな嗜好の方に対応できるよう全7アルバムから選曲し、さらにある程度バラバラの曲調で揃えてみました。(笑)

 

先ほどご紹介した10曲をはじめ、バニラズには素晴らしい楽曲がまだまだいっぱいあるので

是非ご自身にぴったりのバニラズソングを発掘しちゃってください!

 

 

それでは、またお会いしましょう♪