バニラオト

ロックバンドgo!go!vanillasをひたすら褒めちぎるブログです。

「Life is Beautiful」ライヴレポート in 神戸(※長文注意)

 

こんにちは。13日に続き14日も踊り狂いすぎて、二の腕とふくらはぎの筋肉痛がやっと治ってきたところです。東方美人です。

 

 

 

さてさて、今日は!

 

まだ余韻ひたひたのうちに、

11月13日と14日の二日間、

神戸ワールド記念ホールにて開催された

アリーナツアー「Life is Beautiful」について語り散らしたいと思います!

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※横浜アリーナ行くよ、生配信予約してるよ、ネタバレ見たくないよ、という方は、お手数ですがこちらで静かに当ブログをお閉じいただきますようお願い申し上げます。

 

 

 

 

一言でいうと最高でした。というか一言ではおさまらない。この二日間は間違いなく2021年の、いや人生のハイライト。

 

書きたいことは山ほどありますが、

まず最初に、私のホームタウン神戸でこんなに大規模のライヴをやってくれて心からありがとうございますと伝えたいです。

 

実は、私東方美人は生まれも育ちもここ神戸。海と山に囲まれた風通しの良いこの街に、バニラズのみんながツアー等で何回か来てくれたのも知っています。

なのに私は会いに行くチャンスを今までずっと逃し続け、

武道館でセイヤ兄さんが去り際に最後「次はみんなの町で会おーぜ!」と言ってくれた時も内心「えー、ほんとに来てくれるの?」と懐疑的でした。(笑)

ライヴ会場なんて全国にいくつもあるし、メンバーの出身地や現在の居住地を考えても神戸なんかに来てくれるのはきっとまだ先になるのかな、なんて考えてたからです。

 

だから今年の7月、

「PANDORA」ツアーファイナル生配信で「神戸2Daysでアリーナツアーをやる」と聞いた時は画面の前で雄叫びあげた。

地元、アリーナ、2Days。こんなの行かない理由が無い。神様仏様バニラズ様、私は一体どのような徳を積んだのでしょうか…!!

そしてあの時のセイヤにごめんねも伝えたい。バニラズは有言実行するってこと、改めて思い知らされた!

 

 

🍦ライヴ直前(会場外編)

 

そうして待ちに待った11月13日。

 

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バニラズライヴ初参戦の姉とポートライナーに揺られ、少し早めに到着したアリーナ会場。現場付近にはもうすでに、バニラズグッズに身を固めた可愛い女の子達でひしめいていました。

 

こんなにたくさんのファンを目の当たりにしたのは多分初めてで、バニラズ目線じゃないけどなんだか感慨深い。

列に並んでる時も「私泣いてまうかもしれへんから隣で泣いててもほっといてな」「牧さんかっこよすぎる!出待ちしたら警備員に追い出されるって分かってるけど、それも承知で俺は出待ちしたい」みたいな声が聞こえてきて、

あぁバニラズが狂おしいほど好きなのは私だけじゃないんだな…!と心から嬉しく思いました。まぁそんな私も「もし隣で失神したら介抱してな」と姉に念を押していた一人なんだけどね。

 

物販でお目当てのグッズもゲットし、Birds Gift LotteryのFC限定くじも引いて(ステッカーとデジタルウォールペーパーゲット!)、テンションは最高潮。

ドキドキソワソワが止まらない。好きな人に会いに行くんだもんそりゃ緊張するよね…

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タオルやTシャツは事前に通販で買っていたので、今回は小物系を中心に収集。

ちなみにマグカップとバニ坊キーホルダーは割ったり落としたりしたら替えが無いので2つ買いました!マグカップのお花が可愛すぎて重宝する…(泣)

 

そして当日やっとゲットできたのが、

会場限定発売のCD「LIFE IS BEAUTIFUL」!!

気になるジャケットのアートワークは、PANDORAの真紅とは打って変わったセルティック風の真緑シャムロック。キルトを身にまとった音楽隊の挿し絵やTの縦棒が突き出た格式高いフォントなど、細部までUKカントリーの息吹が感じられて非常に良き。

 

収穫もりだくさんで、ライヴが始まる前から満足感ずっしりの物販コーナーでした!

 

 

🍦ライヴ直前(会場内編)

 

秒でチケット抽選に参加した神戸アリーナ2Days。

 

奇跡的に土日どちらも参戦(姉は土曜日のみ)できただけでなく、運の巡りあわせにより一日目は二階スタンド席、二日目は一階アリーナ席というW贅沢仕立てで臨むことができました!

前日、チケットに書いてある番号とワールド記念ホールの米粒並みに小さい座席表PDFを血眼になりながら照らし合わせ、これって神席に値する…?スタンドだと遠すぎ…?と一人で心配していた私。

でも実際に行ってみると、どちらの席もそれぞれの良さがあってなかなか悪くない!

 

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スタンド席 Iブロックから見た景色

こちらが一日目、二階スタンド席からの眺め。ちなみに一番前でした。

アリーナでのライヴ自体初めてなのですが、180度以上お客さんが埋まってて、雰囲気良くて見晴らしも最高なのにアーティストとの距離は案外近い!!!!

一階には多分ガチ勢?go!go!CLUBで企画やら感想やらガンガンお問い合わせフォームに送ってそうな人たちがびっしり座っていて、みんなの反応や盛り上がり具合も俯瞰できます。

 

今回のステージは武道館とは全然違う八角形(多分)のドーナツ型で、奥にはメインステージ、真ん中にはサブステージという安定の走り回れるタイプ。

サブステージの双方に伸びる細い花道はスロープ式になっていて、途中お客さんと同じ目線の地上部分もあるんですよね。サービス精神旺盛すぎて泣けるし、ちょ、ドーナツの中の席が当たったお客さんマジで羨ましい。

 

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アリーナ席 B1ブロックから見た景色

そしてこちらが二日目、一階アリーナ席からの眺めです。って近っ!!

しかもちょうど一番柵側で、サブステージや花道をなんの障害物もなく真横から拝めるという素晴らしいにも程がある席でした。

 

入場後はそのまま40分ほど待機しましたが、

タダでさえ心臓バクバクなのに、場内に流れるBGMが良すぎて私の心臓をより加速させる件。

待機時BGMだけのオムニバスアルバムみたいなのあったら絶対買うので、誰か情報ありましたらコメントお願いします(笑)。ライヴへの士気が高まる上にバニラズルーツの香りも微かに感じる素晴らしい選曲。

 

~追記(2021.12.21)~

「待機時BGMだけのオムニバスアルバムみたいなのあったら絶対買う」と申しましたが、

なんとなんと、

セイヤお兄様が会場BGMをストーリーに挙げてくださっていたそうです…!

しかも拡散OKだと!?優しすぎる…(泣)

 

ということで、バニラズアリーナツアー会場BGMのプレイリストを作成して楽しめるようになりました。

本当に、感謝しかない。セイヤさん、ありがとうございます!

 

 

 

 

さぁ、ここから遂に神戸アリーナツアー「Life is Beautiful」の幕開けです!!

 

 

🍦ライヴ序盤

 

最後のBGMが終わると、

会場の照明がすとんと落ちていき、ほのかな歓声とともにまずは熊や鹿、蝶などの小動物が生息する美しい森林のアニメーションからスタート。

この時流れたSEがシングル「LIFE IS BEAUTIFUL」の2曲目RUN RUN RUNだということを後で知りました。

それにしてもこのSEめっちゃいい。優しく透明感あふれるコーラスは、本当に美しい朝の森でやわらかい木漏れ日を浴びながら聴いているような錯覚に陥ります。

We are go!が初夏なら、RUN RUN RUNは初秋。あたたかくピースフルな雰囲気に包まれていました。

 

そこからふわっと全体に光が差し、颯爽と登場するバニラズメンバー達。かっこよすぎて卒倒しそう。

開口一番「会いたかったぜぇ~!」と叫ぶ牧さん。わー!!こっちこそ会いたかったぜぇ~!!!!

 

一番気になる一発目は、スタンドバイミーでもアメイジングレースでもなく、一周回って(←?)まさかのマジックでした。いやありそうではあったけども。

ただ生配信の「PANDORA」ツアーファイナルではいつもやるマジックが珍しく披露されてなかったので「あれ、マジックはもう卒業かな?(失礼)」って思っちゃってましたごめんなさい。これからもマジック待ってまっせ!

 

そして個人的にかなりの番狂わせだったのが、2曲目に投入された平成ペイン

平成ペインって、なんとなく後半らへん、盛り上がりの波が少し過ぎたくらいの最後の一撃的なポジションだと思っていたので

「平成ペインってそういえば幕開けも担える二刀流だったよな…!」と少し反省。

大人数でやるヘイ!セイ!ペイン!の振り付けはやっぱり格別で、めっちゃ楽しかったです。しかもこんなしょっぱなから。

 

そこからクライベイビーお子さまプレートといったアップチューンが続き「Life is Beautiful」というコンセプトらしく最初からハッピーシャワー全開でブチ上がりました。

プリちゃんの「くらいべいびぃ~♡」も拝めたし、お子さまプレートの愛しすぎるステップも一緒にできたのでもう何も悔いはありません。

 

 

🍦ライヴ前半

 

出だしから刷新され、武道館の二番煎じ感なんて皆無だったアリーナツアーのセットリスト。

ですがただ一つ、

「武道館限定だと思って諦めてたのに、アリーナでもやってくれた!」のが

 

4人全員ソロ曲披露です。

 

牧さんのから始まり、進太郎くんの12:25、プリティのバームクーヘン、そしてジェットセイヤのReady Steady go!go!って、聞いてないぞ~!しかもこの組み合わせは多分今私が予想しうるベスト・ソロだと思います。

「日本で、ここで一番最初にロックンロールを鳴らしたビートルズもそうやったようにさ、俺らも4人それぞれ曲作って、それ4人それぞれ歌うよー!」

かつてのプリさんの元気な掛け声は、武道館という特別な場ならではだよねと完全に諦めてました…。

だからその分興奮は半端じゃなかった。特に12:25とReady Steady go!go!!!

 

やっぱりそうだったのね。あんなにあざといタイミングで12:25の弾き語り映像をYouTubeにアップしたのは、アリーナでやってくれるからだって。アタシはずっとお見通しだったんだからっ!

www.youtube.com

↑※9月29日12時25分に公開。

 

最初しんたろくんがイノセンスみたいなコードかき鳴らしながらずっとしゃべるから、

「えっ次イノセンス?武道館に行けなかった雪辱が果たせるってこと?!」とそれはそれでドキドキしたけど、

「今日は家族や友達、恋人、兄弟と来てくれてる人も多いと思います。一人で来てる人ももちろんいるだろうけど、そんな人達も家にいる家族であったりとか、みんなも隣にいる大切な人だったりとか思い浮かべて、もちろん俺らの事を想ってくれてもいいし…」

みたいな発言にサイキックチェック的な女のNo.6が働きました。

というか、四人全員でかき鳴らすバニラズ屈指のチルナンバーはちょっと本当に失神しそう。実はこの曲を毎朝隠れて(いや別に隠れなくてもいいだろ)聴いてる女の子のファンはきっと少なくないと思います。今日はついに生で聴けて本当に担架行きになるかと思った。

 

そして炎のバームクーヘン。

バームクーヘンは武道館ライヴのDVDで観るたびに涙が込み上げてしまうのですが、

初めて生で聴いて、案の定うるっときてしまいました…。本当に、プリティ生きててくれてありがとう。私達と同じ時代に生まれてきてくれてありがとう。この四人でバンドを結成してくれてありがとう。そういう気持ちになれる大好きな曲です!

 

Ready Steady go!go!は「Welcome to the R&R show!!」という歌詞が盛り上がり必至なので、いつかのライヴの一番最初にやってほしいなぁと夢見たことがある一曲。

再生回数は少なめですが一応MVもあり、一生やってくれないことはないだろう……と思っていた矢先。今回フルで聴けて万々歳でした!!

それにしてもMVめっちゃ好きで、たまに見てしまう(笑)。55秒で見やすいし、雑な終わり方等含めセイヤ兄さんの魅力120%出てるし、バニラズはカントリーだけじゃないんだぜってことを知らしめてくれる。

ジェットセイヤ自身そんな存在なんですよね。革ジャンにグラサン、バイク、ドラム、そして爆音のロックンロール。バニラズが甘ったるくなりすぎないようにぴりっと中和してくれる重要なスパイス的存在だと思ってます。そのブレない姿勢には本当に脱帽。セイヤよ、そのままでいてくれよ!

www.youtube.com

↑ あ、これね。(笑)

「go!go!の時に、みんなの拳の揃い具合がハンパなかった」みたいなことを進太郎くんも言ってましたが、

シンプルで難しい小細工もない、本当に「頭で考えない」「カラダで感じる」ロックビートの純粋な楽しさがストレートに伝わってたと思います!

突如披露してくれたブレイクダンスにもみんなテンション爆上がり。メンバーすら聞いてない展開ってどういうことやねん。(笑)

 

もちろん、牧さんの鏡も最高やったで。

鏡はいつも思うのですが、照明がめちゃ綺麗。曲調的にもライヴ映えしやすくて、ハラハラキラキラのレーザー+グルーヴィーなサウンドで瞬く間に会場をダンスフロアへと変えてしまう魔力があります。

 

そして4人のソロが無事終わった後、即座にサブステージに出てくるプリティ。胸騒ぎがするよね。

さぁ始まりましたよ、

皆さんお待ちかねのoh~oh~~デッドマンズチェイス!!!!

 

まるで、さっきの4曲がバニラズメンバーの自己紹介も兼ねたソロパートで、全員で騒ぐデッドマンズチェイスの大合唱に向けての序章であったかのよう。こういうやり方は初めて見たので、なるほどなぁと感心してしまいました。

これだと4人全員爆発のデッドマンズチェイスに向けて体力の温存もできていいのかも?(笑)

 

 

🍦ライヴ中盤

 

デッドマンズチェイスで跳ねまくった後は、

倫敦ca$h from chao$アダムとイヴという最新アルバム「PANDORA」からの代表的な三曲が続きます。

夢見がちに「12:25に対抗できるのはバイリンガールしか…」とか「ワールドのドゥユワナ」とか豪語してた私のセトリ予想が思いっきり外れまくってて草。

 

多分深読みしすぎたというか、武道館を引きずってしまってたのは私の方かな…?とちょい反省しています。

アリーナツアー開催直前生配信で牧さんが「武道館は今までの集大成という感じだったけど、今回のツアーでは今この世の中に対して自分たちが思うことを提示していきたい」と言っていたように、

昔の有名曲を掘り出して歌うよりは、今伝えたい曲を歌う。

その「今伝えたい曲」を掘り下げていくと、必然的にPANDORAの楽曲に行き着くんじゃないかと思いました。

(あとは下心なんですが「PANDORA」ツアーでは叶わなかった円盤化がアリーナツアーにて叶うことをひそかに期待。それも見据えてパンドラから多めに盛り込んでくれてるのかな?とか考えたり考えなかったり。)

 

倫敦の霧の街を傘をさして闊歩する演出はお洒落すぎて今後も続けてやってほしいと思いました。牧さん背高いから余計に映える。

「ウォータールー・サンセット!」のコーラスが音源と比べて結構主張強めなのもお気に入りポイントで、ぐずついた天気の気だるい感じが伝わってきてもう最高。

 

ca$h from chao$は個人的にコロナ禍がないと生まれなかったであろうPANDORA感が最も色濃い一曲で、前回ツアーで見納めかと思っていたので再び聴けて嬉しかったです。

少し暗くて重いテーマになるのかな?と思いセトリ予想の時は候補から外してしまいましたが、

曲中に何度も繰り返される「everything gonna be alright」と最後の「大丈夫!」という牧さんの一言に希望の光を見出した人はきっと少なくないはず。

明るさ満点ポジティブ炸裂!な曲を得意とするバニラズですが、

こんな世の中だからこそ、今回「Life is Beautiful」を語るのにca$h from chao$は外せない一曲だったのではないでしょうか。

 

そして歌詞とともに楽しめたアダムとイヴ。

最後の歌詞「2人の影は大きく伸びて アダムとイヴになる」の際

2本平行に果てしなく伸びていたライトグリーンのレーザーがどんどんぼやけて1本の線になっていくように見える演出がなんか印象的で、それがひたすら脳裏に焼き付いています。

 

「PANDORA」楽曲達で少し呼吸を整えた後は、セカンドウェーブの到来です!

 

 

🍦ライヴ後半

 

一日目と二日目でセトリがどんな風に変わるのかがずっと気になってた今回の神戸アリーナ2Days。

結論を言うと、この後半ウェーブの一発目がカウンターアクションからNo.999にチェンジした以外は全く一緒でした。

全体的にとても美しいセトリなので大幅にチェンジする必要ないと思うし、一日目脳汁出過ぎてセトリが頭からすっ飛んだ私にとっては二日目で復習できてとても良かったです。

 

一日目といえば、「はいはいカウンターアクションくるのね~!!」と進太郎くんのクラップ指示と同時にノッリノリで手を叩きまくってたら

三回目で変化球を喰らいクラップがずれたのが地味に恥ずかしかった苦い思い出。今後は知ったかぶりせずに、大人しく指示に従いたいと思います…(笑)

ただ、そんな恥ずかしさなんか忘れるくらい爆上がりだったカウンターアクション。ラスサビ直前で牧さんが「自分ごまかすのはもうやめて、今年一番のジャンプ見せてくれるかっ!」と煽るので、

スタンド席の一番前で目の前の壁?柵?飛び越えて下手したら一階落ちるんじゃないかってくらい飛びまくりました。(笑)

 

二日目は思い焦がれた夢のNo.999。

武道館の映像観るだけでもう画面越しから感じる熱気がすごすぎて「これは生音浴びたら火傷必至だな」と覚悟を決めていた私。案の定、激近アリーナ席で燃え盛る炎とデスからアゲイン感を全身に感じられて最高の一言に尽きました。

次は満員の武道館で、360度四方八方から沸き立つ熱気とともに燃え尽きたいですね!(※比喩表現です。)

 

そこからストレンジャーone shot killエマと続き、ボルテージは最高潮。

というか急にストレンジャーをぶっ込んでくるのは心臓が持たないのでやめて頂きたい。昔どこかで誰かが「ストレンジャー生で聴いたら異常にかっこよかった」みたいなこと言っててある程度予想はついてたけど、今回目の当たりにして思ったのは、ガチであのかっこよさは異常。

まず、何ですかあの虹色サイケバグみたいな演出。世界観とマッチしすぎじゃないですか……。

森のどうぶつと戯れる平和なオープニングからはだいぶかけ離れ、イケないディープな領域まで来ちゃった感が拭えない。でもその振り幅も、バニラズの魅力のひとつ。

 

one shot killは今ツアーの大本命といってもいいくらい楽しみにしてた曲なので絶対やってくれると信じてたし、思った通り二日間ともがっつりやってくれました!筋肉痛だろうが何だろうがもう何が何だか分からなくなるくらいに踊り狂って、正直半分記憶がありません。

 

そしてそして、トドメのE・M・A!!!

色んなライヴ映像で色んなアレンジのエマをみてきたけど、今回のエマは王道ながらおそらく史上最強に楽しかった。

おプリの「E!M!A!エムァ!」が相変わらず可愛すぎるのと、後ろのモニターもE!M!A!をポップに誘導してくれて老若男女問わず童心に帰れるような工夫が満載でした!

あとはなんだろ、ライティング?眩しくぱちぱちした白基調のレインボーライトが直前のストレンジャーやone shot killのアンダーグラウンド感を一瞬でかき消し、なんやかんやあったけど結局最後はあっけらかんにハッピー!っていう感じで笑顔で飛び跳ねることができました。

エマは本当に、何回聴いても飽きない最高のパーティーチューンです。

 

 

🍦新曲LIFE IS BEAUTIFUL

 

こうして後半の波が落ち着き、エマからの明るい雰囲気を引き継いで唐突にお披露目されたのが、

新曲LIFE IS BEAUTIFUL

 

www.youtube.com

※これは横アリver. ですが、雰囲気はほぼ再現されています!

 

この曲を初めて聴いて、不覚にも号泣してしまいました。

 

なんでって、

相変わらず最高だったから。

 

 

 

生まれてこのかた、数え切れないくらい沢山のアーティスト達の楽曲を聴いてきましたが、

胸を張ってファンだと言えるアーティストは私にとってgo!go!vanillasだけでした。

以前好きだったアーティストは売れるにつれて曲風がなんとなく大衆化し、気づけば初期の頃と全くかけ離れたスタイルになってしまったパターンが多く、

それがトラウマになったのか、アーティストと自分の望む方向性がだんだんずれていって距離が生まれるのが少し怖い感覚があったんですよね。

そういう意味で、最近波に乗っているバニラズの新曲がなんか変な方向にいってたらどうしよう、という一種の小さな不安があったのかもしれません。

 

例えばの話、最高得点を更新しながら金メダルを獲り続ける選手を見ると逆に怖いというか(笑)、

「頂点取ったらあとは落ちるだけなんじゃないか」

「いつかコケてメダル圏外にランクインして、しまいに選抜から外れるんじゃないか」

とハラハラ見守る状態になりますよね。

私のバニラズに対する「好き」の異常な安定感はまさしくそんな感じでした。

単なるリスナー側の我儘なのは承知の上で、それでも約4年間もハートを鷲掴みにされ続けてきた分、これからもファンでいたいという思いが強い分、なおさらバニラズには失望したくなかったのだと思います。

 

でもこの曲を4人が楽しく演奏するのを見て、

あぁ、やっぱり全然変わってないやんって物凄く嬉しかった。

 

「最新最高」というモットーの如く、

周りへの忖度や媚びへつらいに走る「変化」ではなく、新しい物事への挑戦やより良いアイデアへの差し替えといった「進化」を見出した気がしました。

 

遠回りして やっとね 気づけた 君となら大丈夫

Lyrics by: Tatsuya Maki

 

この決定的な歌詞とともに人間讃歌のMVばりにスクリーンに映し出されたキラッキラの四人のハレ姿。

最高を更新し続けている分、落ちてしまうんじゃないかとか、変わってしまうんじゃないかとか、これからどうなっていくんだろうなんていう漠然とした不安もあったしこれからも全く無いわけじゃないけど、

今この瞬間、バニラズの事を飽きられちゃうほど愛して愛して愛して果てたいと思えるんならもうその気持ちに一直線になったらいいんじゃない?と、

そう言われてる気がして涙が止まりませんでした。

 

牧さんと進太郎くんの不意打ちツインボーカル第二弾。

ピアノとフィドル、トランペットで織りなす喜びの三重奏も加わった、これぞバニラズ!と言わんばかりの素晴らしいファンファーレ。

さらに、私のバニラズへの溢れんばかりの愛をそっくりそのまま代弁してくれてるかのようなストレートなメッセージ。

やはりバニラズは裏切らない。

20曲くらい色々歌ってくれたけど、もうこの曲が大優勝でした…!

 

 

バニラズとなら大丈夫。

だってgo!go!vanillasを愛する私の人生はこんなにも美しいのだから。

 

 

ちょっと書きながらも気持ちが高ぶっちゃうなこれは。今回の新曲、本当に沁みる。家でCDをかけながらまた何度も泣いてしまう……

バニラズのみんな、本当に本当にありがとう。これからもずっとよろしくどうぞ。

 

 

🍦アンコールと終盤

 

この新曲で号泣した後は、時が止まりそうなくらいロマンチックなイントロでワンクッション。

さらに泣かせにかかってきたのが今ライヴ実質上のラストソング、パラノーマルワンダーワールドでした。

 

パラノーマルワンダーワールドで印象的だったのはなんといっても映像(一日目で興奮しまくった分、二日目はだいぶ冷静になれたので映像にフォーカスする余裕ができました…)。

一人の少年が成長していく過程で、一人の少女と出逢い、挫折やすれ違いも乗り越えて最後めでたく結ばれるというショートムービーのような構成なのですが、

LIFE IS BEAUTIFULで涙腺がバグってしまったのか

そこからアンコールのロールプレイアメイジングレースギフトまで、ずっと嗚咽出る寸前レベルで涙が止まりませんでした。(笑)

 

尊くも儚い私達の命。いつか燃え尽きて次の世代へとバトンを受け渡すその瞬間、紆余曲折あった壮大な人生の中から美しい思い出だけが走馬灯のように駆け巡る……

というのはよく聞く話だけど、

その中にgo!go!vanillasの四人と共に過ごしたアリーナ会場のきらきらした光景がきっとあるんだろうなぁと思うと、この場にいる今この瞬間が愛おしすぎて。(涙)

その感情がアメイジングレースの「変わらずこのままがいい」という歌詞にもシンクロし、バニラズの事を好きでいて良かったって気持ちが溢れ出てきてもう涙腺崩壊でした…。

 

特に、最後のギフトの演出はまるで空から銀河が降り注いでくるかのようで、本当に綺麗だった。あれは異次元の世界。おそらく一生忘れられないと思います。

 

 

www.youtube.com

↑ 今ツアーのショートドキュメンタリー映像も公開されています。

 

 

ちなみに、

二日目の最後の最後、バニラズメンバーが花道を通ってファンと手を振り合う時に進太郎くんとガッツリ目合って気持ちが通じ合った気がした件。(笑)

え、少なくとも一秒間はこっちに手振り返してくれてなかった?めっちゃ涙目で手振りまくってたので恥ずかしい。でも覚えててくれたら嬉しい(どっち)。

 

そして、ロールプレイの間奏で牧さんが「神戸が大好きやで!」と言ってくれたこと。

これはやられた人にしか分からないと思うのですが、ホームタウンで開催されるライヴで自分のホームタウンの名前を連呼される喜びは計り知れません。アメグレの「神戸の未来に…」とかもだけど、間接的に自分に言われてるみたいに錯覚しちゃうのかも。(笑)

やっぱホームタウンって自分の血肉の一部みたいなものなんだな……と改めて感じました。

 

あとはセイヤ兄さんが二日目の最後に言い放った「世界に何十億と人口おるけど、俺はここにおるみんなに出逢えたらそれで十分や」みたいなセリフ。

世界に何十万とアーティストおるけど、私もバニラズが聴けたらそれで十分やで。

 

トドメはギフトの時に降ってきた銀テでまんまと拘束されるプリティすぎるプリティ。神戸に立ち寄ったからには、美味しいスイーツいっぱい食べてね♡

 

 

バニラズのライヴに初めて参戦してくれた姉も「楽しかった~!良い人達でよかった~!(逆にどんな印象やってん)」と言ってくれてひとまず安心。

「『さるしばい』とか言ってた曲がスキ」って、あっそっちなんや……と姉の音楽の嗜好について新たな発見もできました。

 

 

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私のふるさと神戸で、

私の好きなバニラズソングTOP3(←さて、なんでしょう??)を全部披露してくれたバニラズの皆様。

この二日間は一っ生の思い出です。改めてありがとうございました!

ライヴ運営に携わってくださったスタッフの皆様も、本当にありがとうございました!!!!

 

 

 

そういえば、みんなライヴ当日の夜は隣のポートピアホテルに泊まったのだろうか。

私学生時代そこで短期バイトしてたのだが。

 

 

 

 

 

続けとけばよかった。(いやどうやって?)

 

 

 

🍦LIBセットリスト完全版!

 

今回の正しいセトリは、以下の通りです。

 

Life is Beautiful Tour 2021

 

  SE: RUN RUN RUN

  1. マジック

  2. 平成ペイン

  3. クライベイビー

  4. お子さまプレート

  5. 鏡

  6. 12:25

  7. バームクーヘン

  8. Ready Steady go!go!

  9. デッドマンズチェイス

  10. 倫敦

  11. ca$h from chao$

  12. アダムとイヴ

  13. カウンターアクション / No.999

  14. ストレンジャー

  15. one shot kill

  16. エマ

  17. LIFE IS BEAUTIFUL

  18. パラノーマルワンダーワールド

  19. (Ec) ロールプレイ

  20. (Ec) アメイジングレース

  21. (Ec) ギフト

 

 

美しい。

 

セルバ投入するとか、なつのうた持ってくるとか、ちょっと冒険しすぎたかも(汗)。

ラッキースターは次に期待するしかない!

 

 

気づけば三日後にはもう横浜アリーナのライヴ生配信が控えてます(streaming+購入済み☆)。

映像でのライヴ鑑賞も楽しみすぎてたまりません。

 

 

それでは、またお会いしましょう!