バニラオト

ロックバンドgo!go!vanillasをひたすら褒めちぎるブログです。

「Life is Beautiful」ライヴレポート in 横浜(Streaming+)

 

交わり方を忘れてしまったような秋雨の私…

 

どうも、東方美人です。

ツアーファイナルも終わり、寒さも一気に厳しくなってまいりましたが、皆様ライヴロスに陥ってないですかー。

 

 

私は、かろうじて、まだ大丈夫。

だって、

 

gogovanillas.com

 

 

Streaming+がっつり買ってるから。

 

 

11月21日、本当は横浜まで飛んで行きたかったけど、どうしてもキャンセルできない用事があって行けず。

帰宅したのがちょうどライヴが終わってみんなが余韻ほっくほくの状態で家路へと向かうであろう時間帯だったので、

みんながタイムリーにSNSでつぶやきまくってるその余韻にあやかりたい!今日はチラ見程度でもいいからなんとしてでも見なければ!と、深夜と翌朝をフル活用して完走しました。

 

 

バニラズにとっては2021年最後の大舞台となる

「Life is Beautiful」ツアー in 横浜アリーナ。

ある意味神戸ワールド記念ホールよりも心を熱く揺さぶられたライヴであり、

「Life is Beautiful」というタイトルをこれでもかってくらい体現してくれたライヴだと思っています。

 

今回は、そんな心を熱く揺さぶられたポイントをいくつかピックアップして語っていきたいと思います!

 

※曲目に関する詳しい感想は、前回書きました「Life is Beautiful」ライヴレポート in 神戸にて爆発させておりますので、ぜひこちらをご覧ください。

www.baniraoto.com

 

 

 

🍦感動ポイント3選!

 

「Life is Beautiful」ツアーファイナルは横浜アリーナ。

今回は動画配信で鑑賞させていただきましたが、なんていうか。

バニラズ4人の愛と情熱が暴発していて歌に収まりきらないくらいアツいライヴでした。

みんなが熱すぎてこちらもつい熱くなってしまったのですが、

歌い手と聴き手、アーティストとファン、というよりも「一対一の人間同士」の対話が音を通してなされたような、今回はそんな深い部分での交流が実現したような気がしました。

 

感動したポイントは主に三つです。

 

 

① 高いプロ意識と強い絆

 

まず、

このライヴで最も強く感じたのが、バニラズのプロ意識強い絆。

 

バニラズの4人はそれぞれ個性が強く、

「4人全員が東西南北逆方向を向いているよう」と進太郎くんも言うくらいに、

「メンバーみんな色濃くて一筋縄ではいかない」と牧さんも言うくらいに、みんなバラバラです。(笑)

今回それが露呈されたと感じたのが、ライヴ後半戦で起こった進太郎くんのプチ・ハプニング(体調不良による一時退場)。まさに「大きなライヴで何かがある男」ですね…(笑)。(ちなみに武道館の時は靴が破損+音が出ない事件

 

アダムとイヴも無事に終わりカウンターアクションのクラップでブチ上がる直前、照明がつくといつの間にか姿をくらましていた進太郎氏。

そんな中「いぇいいぇいいぇい!横アリぃ!俺たちだけを見に来てくれてるんでしょ!?嬉しー!!」と健気にMCを始める牧氏。

急に話を振られて苦し紛れに「オレ万全の状態でライヴに臨むためにさ、メンバーやスタッフ以外の人と会うのをずっと避けてて、バンドがあるおかげでかろうじて人の形を保ってる」と笑えない(個人的に一番ウケました)冗談をカマすプリティ氏。

そして「しんたろーは空を飛ぶ準備をシテイマス」「JETT ROCK SCHOOLやるか!牧ドラム叩かん?」と、ノリと自由過ぎるマインドでやってのけようとするジェット氏。

いやもうね、みんな違ってみんな良いのよ。

 

ここで、目の前のみんなに正直に進太郎くんの状況を告げてくれた牧さんからは「ファンのみんなと対等に向き合おう」「やましい事は作らずに全てさらけ出そう」という誠意が見えて純粋に嬉しかったし、

逆に即興でなんか曲やろーよ!とメンバーに持ちかけたセイヤは「ファンに余計な心配かけないように明るく乗り切ろう!」というスタンスで、そういう兄貴的なさりげない思いやりもすごく素敵だなと思いました。

牧さんからの「なんかしゃべってー?」というムチャ振りにもたじたじながら一生懸命に応えるプリティの姿勢にも好感しかなかったし、進太郎くんが復活してから演奏したストレンジャーで思いっきり魂のコーラスを響かせていた姿にまた感動。

 

こういう仲間同士の連携プレーやフォローのし合いは逆境を何度も乗り越えてきたバニラズだからこそこんなにも自然に出来るんだと思ったし、アプローチは違えど根本には「今夜は素晴らしいライヴにしよう」という執念が共通しているように感じて、

並々ならぬプロ根性メンバー同士の強い絆を感じました。やーほんと、バニラズ逆境慣れしすぎやて!(笑)

 

 

② 進太郎くんの起死回生劇

 

しばらくして帰ってきた進太郎くん。

「赤ちゃんみたいなげっぷ詰まって息できなくなっちゃったー」「いやぁーーびっくりしたぁーーー!!!」とマイクで言い放った時の表情からは、

よりによってなんで今?という悔しさ耐えてやり切るんだという意地とプライドみたいなものが本っ当に微量ですが垣間見えて、なんだか胸を打たれました……。

もともとタフなメンタル持ってるので、多分ファンやメンバーを心配させるような姿は見せまい!という一心で後半やり抜いたんだと思います。

でもたまには誰かに甘えたり、弱みを見せたり、フォローしてもらったりすることで支えてもらう温かみが再認識できるし、それを糧に次はまた自分が別の誰かを支えてあげようと思えるから。与える愛だけじゃなくって、受け取る愛も素直に受け取っちゃったらいいんじゃないかな今日くらいは!

 

そうしてカウンターアクションから再起を図った進太郎くん(この曲はいつも進太郎くんに活力を吹き込んでくれる気がする…)。

ぱっと見気丈にギターをかき鳴らしているものの内心なんだかやっぱり悔しそうで、

ストレンジャーでいつもはハウるくらいのシャウトが今回少し控えめだったのが色気ましましで逆にヤバかった。人生万事塞翁が馬、表裏一体、ピンチはチャンス。こういうストレンジャーも逆にイイという新しい発見。

 

進太郎くん大丈夫やで。アツい気持ちはギターの音に乗ってしっかり伝わってたし、声が出にくかったであろうコーラス部分は私が進太郎くんの代わりにスクリーン越しに思いっきりハモり入れて楽しませていただきました♡(いや自分が歌いたいだけな)

だから今週はゆっくり休んで、好きな事して、めいっぱい楽しんで、時にはメンバーに甘えて、またライヴ会場で会お~ぜ!

 

 

③ 逆境を明るく乗り越える姿勢

 

このプチ・ハプニングを通して、

4人のプロ意識の高さやチームワーク以外に「ピンチをチャンスに変える」「苦しい状況を明るく乗り越える」という姿勢の大切さも改めて学べたような気がします。

 

3人で演奏された即興アクロス ザ ユニバーシティ(スリーピースの粗削り感がなんかよかったぞおい…)もそうですし、

なんとか繋がなきゃいけない場で生まれた即興MCも事前に準備されていないいわば「ありのままのコトバ」だったわけですが、飾ってない分とてもストレートに胸に刺さりました。

牧さんがMCでも言っていたように、

足を一歩踏み出す時、何かに挑戦する時には恐怖や戸惑い、不安がつきものです。アクションを起こせば逆境に遭うリスクが伴います。

でもそこでひるむのではなく、仲間と手を貸し合いながら逆境をも味方につけて明るく乗り越えていく。そうして這い上がった先に仲間と見渡す景色は、たとえどんなであれ一生忘れられないだろうから。

山あり谷ありのでこぼこ坂道を仲間と共に明るく乗り越える過程こそが、もしかしたらキズも汚れもない順風満帆な成功を手にした時なんかよりもずっと「Life is Beautiful」な瞬間なのかもしれないと、そう強く感じました。

 

そのため、神戸ではダイレクトに歌(歌詞や映像)から感動を受け取った部分が大きかったのに対し、

今回の横浜では歌詞や映像以外の部分でたくさんの大切なメッセージを受け取った気がします。

 

4人のふと見せる表情や咄嗟に紡いだ言の葉、微妙に外した音程、先走ったシャウト、カオスすぎるデッドマンズチェイス(笑)、そして予期せぬストーリー展開、トラブルやハプニングさえももう美しい人生のワンシーンというか、

とりとめもなくて泥臭いけどこれが生きているってことなんだ!という感じが伝わってきて「まさに素晴らしき人生を謳歌してるやん」と思えました。語彙力なくてうまく伝えられないのがもどかしい。高画質かつ細部までアップで見えるStreaming+ならではの気付きだったと思います。

 

今ツアーのコンセプト「Life is Beautiful」も1997年のイタリア映画「Life Is Beautiful」からヒントを得たとのこと。

絶望的な時も決して希望を捨てず、愛とユーモアを忘れずに生き抜くことの大切さを教えてくれるこの映画は、まるで横アリでのバニラズそのものじゃあないでしょうか……。

 

 

これらを全部ひっくるめて考えると、

牧さんがMCで生演奏のliveと「生き様」のliveを掛けたのもとても腑に落ちるんですよね。

「ライヴは人生の縮図」といえば少し言い過ぎですが、それでも人生のエッセンシャルが存分に詰め込まれた、「Life is Beautiful」というタイトルにより重みを加えた、そんなライヴでした!

 

日々成長し続けるバニラズ。私も見習わなければ。

 

 

🍦(おまけ)プチ感想

 

そういえば、

倫敦の神パフォーマンスが横アリだけ撮影OKとか、ずるいぞー!でも仮に自分がその場にいても、撮る余裕あるかわからん…(笑)やっぱりああいうのは肉眼に焼き付けたいタイプかもしれません。

仕方ないので倫敦をドヤ顔で撮ってるであろうみんなが映ったテレビ画面を撮り返して自分を慰めています。

 

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なんだか遠目で眺めるだけの憧れの倫敦じゃなく、本当に自分がイギリスでバニラズのコンサートを楽しんでるような臨場感がすごい。かざされた無数のスマートフォンすらもリアルな演出の一部と化していて、恐るべし。

 

あとは武道館の時から言いたかったしライヴレポート神戸編では言い逃していたのですが、

SE?イントロ?バニラズのライヴでしか聴けない曲と曲の合間を繋ぐ音づくりや曲前のアレンジが神がかっていて、それだけ収録したサントラとかあれば迷わず買います。好きなSE/アレンジランキングとか作ってやろうかってくらい。(笑)

LIBで特にお気に入りなのは、

ca$h from chao$前のマジカルなSE(壮大なファンタジー映画さながら!進太郎くんの功績です)

パラノーマルワンダーワールド前のロマンチックすぎるイントロ(コレ使って新曲作ってくださいレベル)

武道館でもおなじみエマの入り(コール&アクション含め♡)

です。

あっでもReady Steady go!go!の入りもスキだし、そんなこと言ったら倫敦の入りもゾクゾクしたし、うーん端的に言えば全部?

 

もちろん、SEやアレンジだけでなく楽曲自体もとっても良かったです。今ライヴにおけるMVPを選出するとしたら、ストレンジャーアメイジングレースかなぁ…と一人で考え中。

ストレンジャーは当時の状況も重なって歌詞がとても沁みました。ライヴ観終わった後歌詞もう一回じっくり読んだもんね。「敵が内側に居る コナゴナに砕いてやれ」ってまさにそれ。

アメイジングレースは「僕らの『すべて』に賭けてみよう」という牧さんの歌詞アレンジ含め、今回特にあたたかみに包まれていて泣きそうになりました。声の調子も抜群に良かった感じがします。

セトリ予想の回でアメイジングレースを「万能調味料」と形容しましたが、この曲はアンコールに投入したらもうすぐライヴが終わっちゃう寂しさと虚しさを強い希望の光ですべてかき消してくれる気がして、また明日から気分よく日常生活頑張れそう!

 

 

 

日常で思い出したけど、セイヤ兄さんめちゃくちゃ良い事言うよなぁ…。

ほんとに、バニラズのライヴ会場は高次元の世界であり、この空間こそが正解なんだって。いつもの日常は実は嘘っぱち。心からそう思える最高のライヴをありがとう!

 

 

🍦(おまけ)ファッションについて

 

それ以外で申しますと、

4人のファッションがキマりすぎてて最後に語らずにはいられない件。

 

まず牧さんの重ね着スタイル。

1枚目のスターがいっぱい描かれたアメリカン・ポップなSIXERSジャンパーと2枚目のラフなBOWWOWパーカーはどっちも白基調で主役感あふれてました。

武道館同様、登場時はちょい厚着でだんだんはだけていくスタイルね。(笑)

 

次にしんたろくんのアンティークな古着風ジャケット。

下にヒラヒラ(すんませんファッション用語に疎くて名称が…)もついていておしゃれ上級者感がすごい。武道館でも付けていた魔性のネックレスも、進太郎くんの色気を引き出し過ぎててクラクラしちゃう。

 

そしてプリティの上品なチェックシャツはオータム感が前面に出てて、落ち着いた雰囲気が漫画や猫が好きなプリちゃんにぴったり。

ワインレッドの蝶ネクタイとミドリガミというギャップが案外マッチしていて、これは誰にも真似できない。自分がやったら大惨事かなと思います。(笑)

 

最後に、いつも通り革ジャンとグラサンでキメキメのジェットセイヤは、胸元にキラリと光るPANDORAジャケットを彷彿とさせるハートマークが印象的。

モヒカンも馴染み過ぎてて、前までの髪型見たら逆に違和感覚えるレベルになってしまった…。ここからどんなヘアスタイルにしていくのかちょっぴり楽しみです。♡

 

~追記(2022.2.28)~

こちら ↓ の 四分割で見ると鮮明かも。(笑)

www.youtube.com

 

 

🍦さいごに

 

かくいう私も今はこうして悠々とライヴレポートを書けておりますが、

本当の闘いは、アーカイブ配信が終了する来週以降だと思っています……。ロスに陥ること間違いなし。運営の皆様、円盤化、待ってます……。

 

 

ただ、何があっても、来年までは、生きながらえていたい。

 

 

gogovanillas.com

 

これがあるから。

 

「go!go!vanillas TOUR 2022」ということで、

本当に、ずっと歩みを止めないでいてくれて感謝します。もうゴリゴリのライヴバンドやね。チケット当たりますように~!

 

~追記(2021.02.08)~

横浜アリーナツアー映像の円盤化についてですが、

gogovanillas.com

ニューシングル「青いの。」に付属する形で実現いたしました!いやー、信じてたよ。(泣)

Ready Steady go!go!の入りでセイヤ兄さんが「喋らせろ俺に!」って言った時の牧さんのキレ顔がまた見れるなんて!(そこ!?)

 

 

 

そんなこんなで、今日はここらへんで!

語りだすとどんどん話が派生して止まらないのでちょっと7000字いく前にセルフで強制的に歯止めかけます。(笑)

 

また会いましょう。アイシテマス。