こんにちは、東方美人です。
2021年ももう終盤にさしかかり、街は瞬く間にクリスマスカラーに彩られて胸躍る季節となりました!
プリちゃん、お誕生日おめでとうございます!(牧さんも♡)
少しご無沙汰してしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか?
さて、今回は。
バニラズファン(ワシ)が本気で選ぶ、好きな歌TOP30をご紹介したいと思います!
…とはいえ、
バニラズ=全曲最高ってことは不変の事実なのに、優劣をつけるだなんてなんとおこがましいことを……という思いもなかったわけじゃありません。
ただ。どの業界にも上には上がいるように、バニラズの曲はもはやドストライクを超越して「えええそーくるか!!!そんな思考回路無かったわ!!!」と叫ばざるを得ない曲があるので、
今回は「好き」の一言では片付けられない曲達を僅差ではありますがランキング化させていただきました。
なので好きな曲TOP30と銘打ってはおりますが、
第30位からもうすでにだいぶ好きすぎてやばいということを補足しておきたいです(じゃあ1位どうなるねんっていう)。
そのため、作成にもめちゃくちゃ時間かかりました。
どの曲も良すぎてアレもコレも!となり、キレイにTOP10とかで収めた方がいいのは分かってるけど30曲に絞るのが限界(正直まだ足りない)。
しかも僅差すぎて、1位と30位の差がめちゃくちゃ開いているかというと、実際そんなにないと思います。
少し注意していただきたいのは、
当ランキングは人気曲やオススメ曲のランキングではありません。
100%主観的な「私が好きな歌」ランキングです。
あなたの好きなバニラズソングとささやかに照らし合わせて楽しんでいただけたら大変嬉しいです。
それでは、つべこべ言わずに30位からいってみましょーか!
🍦第30~21位
- 第30位 ティーンネイジャーズノイズ
アルバム「Magic Number」からセレクトした、反骨精神に溢れた名曲。
サウンド的には騒がしめですが、歌詞は「チクタク」「ユラユラ」等のオノマトペや「オールドスクール」「ネバーエンディングストーリー」等長めの複合外来語が使用されており比較的シンプルです。
そのコントラストが、社会に対する疑問や反感、未来に挑戦する際の胸騒ぎ、初めて現実を直視することで生まれる葛藤……といった、
10代に誰もが経験しながらも言葉ではうまく言い表せない「心に渦巻くノイズ」を体現してくれている気がします。
- 第29位 デッドマンズチェイス
カウンターアクションのカップリング曲であり「Kameleon Lights」初回限定版のボーナストラック、さらにMVなしという「超B面曲」にも関わらず、
ファンからは根強い人気を誇るライヴでは毎回ほぼ必須のナンバーであり、
また唯一メンバー4人全員それぞれのパートがある通称「バニラズ名物」です。
「バンドって最高!この4人って最高!」と痛感するための歌なので、個人的にこの曲の完成形はCD音源ではなく爆音でわちゃわちゃしたライヴでの生音だと思ってます。
こんなに盛り上がる青春ソングを作ってくれたおプリ様には感謝しかない!
- 第28位 サイシンサイコウ
「最新最高であれ。」
まさにバニラズのモットーであり、TOWER RECORDSポスターの表紙を飾った際にスローガンにも掲げられてましたね。
「今日で終わらそうな ナイトメア」「あくびの出るような歓声に舌打ちしたっていいさ」「灰だらけの嘘くさい休日」等とリスナーの背中を押してくれる皮肉の効いた名言がちりばめられた「THE WORLD」の中でも異彩を放つ一曲です。
ヒップホップ調の軽やかなリズムが印象的で、
特にサビの「Wop bop a loo bop a lop bom bom!」というユニークで粋なフレーズを思い付いた牧さんは天才以外の何者でもありません。
~追記(2023.4.19)~
二回目の日本武道館でのライヴ映像。冗談抜きで最新最高のパフォーマンスでした!
- 第27位 バイリンガール
メジャーデビュー後初のシングル。
ただの失恋ソングと思われがちですが、涙や未練、悲しみなどを一気に洗い流すような爽やかで晴れやかな雰囲気に満ちたパワフル応援歌です。
「あんな事言わなければこんな事にはならなかったのに…」という、本音とは裏腹に口に出してしまった言葉への後悔。
そして「くよくよしててもしょうがないから前に進もう!」という健気な明るさ。
この二つの心情が揺れ動く逸脱な歌詞はまさに失恋直後そのもの。
清々しい世界観とマッチした海辺のMVも必見です。
「ドントクライ 土砂降りだけど どんくらい晴れ渡るかな」のフレーズが回ってきた時には、いつの間にか涙も乾いてるはず!
MVのshort ver.がYouTubeにて公開中。full ver.はシングル初回限定盤に収録されています!
- 第26位 ワットウィーラブ
「THE WORLD」アルバム唯一のタロシンソングです。
いつもクールで時にはサイコパスと冗談(だと信じたい)を言われる進太郎くんですが、普段内に秘めている熱いハートと底抜けの明るさがこの曲にはダイレクトに詰め込まれてる気がします。
人生って考えれば、自分の愛を人のために行使し、また人からの愛を享受するというギヴアンドテイクの積み重ねですよね。
愛する対象がたとえモノだとしても、結果的に誰かの救いになる。
だから歌詞中の「愛と人」こそがエッセンシャルであり、ポジティブの連鎖のための大切なキーなのだと思います。
- 第25位 バイバイカラー
「FOOLs」アルバムの中でも人気が高い一曲です。
個人的にサウンドがとてもファンタジックで、聴くたびにハラハラと舞い散る粉吹雪と走馬灯のように駆け抜ける汽車の明かりが入り乱れる光景が脳内に映し出されます。一時「FOOLs」アルバムのグラフィックって絶対バイバイカラーに出てくる「憂鬱な二色」だろ!と頑なに主張してた時期もあったくらい。(笑)
儚く切ない歌詞ではありますが、纏う雰囲気が幻想的なので聴いても不思議と悲しくはなりません。
リスナーが実体験と重ねて感情移入するための歌というより、
あるフィクションのワンシーンを切り取った芸術作品のようなかんじです。
詳しくはこちら ↓
- 第24位 one shot kill
「PANDORA」アルバムに収録されている、カッコいいにも程があるライヴ映えNo.1ソングです!
「じりじりと嬲り殺しにするのなら、いっそ一発撃ち抜いて即死させてくれ!」と懇願する浮気男の悲痛な叫びをユーモラスに描いており、
「遅めの詫びならキルフェボン」「幼子の伽藍堂」「助けて閻魔様」等パンチの効いた牧節もとても痛快です。
客席をダンスフロア化させる2番のAメロや銃声とサイレンという物騒な組み合わせにも要注目で、
その純ロック感あるグルーヴと硬派なサウンドは多くのリスナーを瞬く間に虜にし、特に男性層からの株を一気に上げた印象。
「PANDORA」ツアーの終着地点Zepp Hanedaでのライヴ映像です。カメラマンも踊ってんの?ってくらいカメラが揺れまくってて好き。
- 第23位 触れたら
シングル「No.999」の隣に優しく寄り添う名カップリング曲だと思ってます。
このようなバラード調ロックはバニラズにはまだ多くありませんが、
曖昧で抽象的なメッセージやフェードアウトでの終わり方、そして少し哀愁の漂うギターサウンドはどこか懐かしく、聴くたびに泣きそうになります。
ちなみに……牧さんが歌っているので意外と知らない方もいるかもですが、作詞作曲を手掛けたのは進太郎くんで、さらにプロデュースを手掛けたのはLOVE PSYCHEDELICOのNAOKIさんなんですよ!
相補関係というべきでしょうか、お互いの良さがこれでもかというほど引き出されていて、この曲をアンコールでやられたら多分涙腺崩壊だろな…
- 第22位 人間讃歌
まさしく「バニラズの始まりの一曲」であり、メンバー自身最も思い入れの強い曲の一つではないでしょうか。
この世に生を受けてから旅立つまでの間、私たち人間は夢を描き、人を想い、愛を知り、理想のために心血を注ぎます。
歴史という縦軸、宇宙という横軸、どちらにおいても人間はちっぽけな存在に過ぎませんが、
泥臭くも一生懸命に生きた証には必ず意味があるということを信じさせてくれる、そんな重みのある一曲です。
楽器全体から放たれるエキゾチックな風格と全身全霊で歌う牧さんの嗄れ声は、技術うんぬんではなく、確かな「魂」がこもっているのです…!
4人それぞれの個性が存分に詰まったMV。セイヤは一体誰と通話しているのだろうか…
- 第21位 ミスタースウィンドル
「待ってよミスター」って、一体何者なのでしょうか。
戦後間もない50年代にタイムワープしたような、遠い異国へひとっ飛びしたような、
ちょっと奇妙だけど最高にお洒落でボーダーレスな一曲を「SHAKE」から。
3分08秒の間、ジャズテイストの音色に乗って「極彩色強めのヒップな祭り」「オーロラカーテンの国」「未来都市巡る愉快なパレード」そして「見慣れた駅」へと舞い戻ってくる、まさに「不思議な旅」に連れられます。
特にBlue Note Tokyoで開催されたスペシャルライヴ「MAKE UP CITY」でのミスタースウィンドルは完璧すぎたので、
まだ見てなくて興味がある方はぜひ「鏡o.p.」の初回限定盤をゲットしちゃってください!
🍦第20~11位
- 第20位 ca$h from chao$
2020年。鬱々としたコロナ禍において書き下ろされた、タイムリーに私達の心にしみわたる良曲です。
何もかも忘れて踊ろうぜ!的なポジティブ全開の曲が多めのバニラズにとって、
このような現実世界の「闇」に優しくスポットライトを当てるような曲はある意味今までにない新たな挑戦であり、アルバム「PANDORA」の中でも特に革新的な曲といえます。
最後に繰り返される「everything gonna be alright」のフレーズは、
悩みや苦しみ、孤独などのネガティブな感情の沼に足をすくわれた人にそっと手を差し伸べてくれる、そんな一筋の希望のようなメッセージとなっています。
- 第19位 トワイライト
一時この曲がバニラズで一番好きだった(!)ってくらい好きな曲です!
自分自身の心の声に耳を澄ませ、世の中に無数に散らばる魅惑的なものの中から本当に「好き」と思える原石のような存在を信じて選び取るということ。
それは偶然が運んでくれた必然であり、出逢いという名の奇跡であり、
今自分の周りに成り立つあらゆる相思相愛もお互いを選び合った結果なんだと思うと、今隣にいる恋人や友達、大好きなバンドも含めて、心から大切にしなきゃと思えます。
「眩い光 目移りしていくその中 君は拾い上げたんだ 僕のトワイライト」
こう口ずさむたびに、星の数ほどあるバンドの中からバニラズを拾い上げた自分が誇らしい!
- 第18位 メリーメリーメリー
まるでミュージカル映画のような、バニラズカラーに彩られたクリスマスソング。
12月がくると、この曲を聴きながら木枯らしの吹く並木道をステップ踏んで散歩するのが大好きな私です。
「SHAKE」収録曲の特徴ともいえる少しヴィンテージ感の残るギターサウンドと「Ah」のコーラスが奏でる心地いい不協和音が師走のにぎやかなワクワク感を駆り立て、
「星」「綿帽子」「温かな鐘」「子供たちの笑顔」「魔法のようなイルミネーション」に包まれたキラキラの聖なる夜に「可愛い君」の手を取り街を抜け出す…。
こんな風にエスコートしてくれる素敵な恋人がいたらと夢見てしまうのですが、誰か分かってくれますでしょうか…(笑)
詳しくはこちら ↓
- 第17位 サクラサク
春爛漫の桜ソングです。
春といえば旧暦上では一年のスタートであり、植物が芽吹き、動物が目覚め、新学期も始まり、誰かと出逢い恋にも落ちるいわば「始まりの季節」ですが、
この曲の歌詞にも
☞(命が)芽吹く
☞(ハートが)飛び出す
☞(思いが)溢れる
☞(声に)出す
など"spring"の語源をまんま活かしたような主体的な動詞が多用されています。
情熱的な恋心と桜の花びらがひらめく躍動的な情景を重ね合わせたようなエネルギッシュかつ疾走感のある雰囲気に加え、
そのほとばしる情熱が野放しでなく「手紙」というテーマに詰め込まれているのもまたイイというか、より熱量を感じますね!
- 第16位 アクロス ザ ユニバーシティ
初期の荒削り感が似合う、なんだか初心に帰れるような一曲です。
バンドやって生きていく!という決意が歌声や楽器全体からひしひしと感じられて、
その主張の強さとがむしゃらさが大好きで16位に選ばせていただきました(正直もっと上位かも)。
一番の見どころは何といっても、牧さんの実体験を基にした等身大の歌詞。
全く同じシチュエーションにいたわけではないのに、ストレートな歌詞から滲み出る空回りしながらも前進しようともがくハングリー精神が同じく夢を追いかけ中のリスナーに響くんですよね…。
特に武道館のアンコールで披露されたアクロスはとっても感慨深かったので、セカンド武道館でも、ぜひ!!
MVです。牧さんの素朴なボーダーTがめちゃくちゃいい。
- 第15位 セルバ
まず、この曲死っぬほど好き。(笑)
まだ見ぬ地に憧れを抱く少年が熱帯雨林を抜けて冒険に繰り出す際の高揚感がこれほどまでに感じられる曲、今までもこれからも、きっとないと思います。
独り立ちするには少し不安が残るけど、それでも見たい景色があるから勇気を振り絞って飛び出していく。ロックバンドの生き様を裏付けるその旺盛な探求心というか、フロンティア精神におのずと鼓舞されている自分がいるんですよね…!
脈打つ鼓動のように緩急の激しいジャングルチックなビートと「街を出て生まれ変わりたい」という臨場感あふれる歌詞にシンパシーを感じすぎて、
ライヴでこの曲生で聴くまでは死ねないと本気で思ってるので、いつかこの曲で思いっきりクラップさせてください!!!!(ってただの願望コーナーになってる)
~追記(2022.5.8)~
先日の「青いの。ツアーファイナル in 大分」にて、やっと聴くことができました!!アンコール一発目。
手拍子を忘れるくらいに衝撃的だったし、普通に号泣した。
本当に本当に、ありがとうございました!!!
- 第14位 No.999
ゲゲゲの鬼太郎第6期のエンディングにも抜擢された、バニラズ史上最もアドレナリン全開になれるガチガチロックナンバーです。
Eメロまで続くハチャメチャな展開とシャウト含めた豪華な間奏が目まぐるしく、そのボリューミーな4分19秒は終始サビ並みの破壊力を帯びていて魂が騒ぎまくります!
この曲がリリースされた直後にプリティが交通事故に遭ってしまうという窮地に立たされたバニラズですが、
「デスからアゲイン」「しょんぼりしてる暇なんかねぇよ」「終わりの終わりリスタート」とまさに自身をどん底から引きずり上げてくれるような歌詞には、メンバーのみならずたくさんの方が奮い立たされたのではないでしょうか。
アツすぎるライヴ映像もありますが、今回は一応MVを載せておきます。このカオスなわちゃわちゃ感がたまらない。
- 第13位 ビートクラブ
名盤「Kameleon Lights」の中でも特段存在感のある楽曲です。
バニラズは前からどちらかというと「無機的」「デジタル」の風潮に抗い「人情味」「アナログ」を重んじる節がありましたが、
この曲からは特に、廃れつつある古き良き文化へのリスペクトを感じられて本当に大好きです。
音楽を聴くのも友達と喋るのもすべてスマホ一本で済ませられるようになった昨今ですが、ここは歌も踊りも酒もレコードも仲間もすべて揃っている、路地裏のハイカラなジャズバー(※妄想ね)。
一昔前のあたたかみある娯楽場を思い起こさせる歌詞と、思わずくるっとターンしたくなるグルーヴィーな音色、この黄金の組み合わせが本当に心地良い。
そして幸運なことに、Blue Note Tokyoでの最高級の演奏がYouTubeにてご覧いただけます。この場にいられたらと何度願ったことか……!!
Blue Note Tokyoでのスペシャルライヴ「MAKE UP CITY」より。これに行かなかったことを武道館以上に後悔中。次は這ってでも行きます。
- 第12位 クライベイビー
私がアルバム「PANDORA」で一番好きな曲。この曲で牧&進太郎のツインボーカルのすさまじい破壊力を初めて思い知らされた方も多いと思います(私です)。
ツアーで初めて生でこの曲を聴いた時、幸せが最高潮に達して本当に泣きながら笑うということをやってのけてしまいました…(笑)。
ライヴ会場に限らず、
大好きな誰かと泣き笑うこの一瞬一瞬こそが愛すべき宝物だということ。
過ぎ去った後に気づくことが多いのですが、この曲を聴くとありふれた日常こそ大切にしないとなぁ、と身が引き締まる思いがします!
個人的に「孤独の惑星(ほし)夕暮れにハッピージャック」という歌詞(語呂?)が好きすぎて、外で聴いていてもマスクの中で必ず口ずさんでしまうのですが、誰か同志います?(いないか)
- 第11位 グッドドギー
牧さんの愛犬凛ちゃんへの優しさがあふれた、可愛くて微笑ましい名曲です。
私自身まだ犬を飼ったことがないので、この曲を聴くたびに「君がいて僕の日々は輝いてるのさ」と思える存在がいてくれたらな…と思ってしまいます!
また、この曲の特徴的なイントロをはじめ「FOOLs」アルバムの楽曲には全体的に「サウンドにエレクトロニックな加工を施す」という新たな試みが顕著に表れている気がするのですが、
EDM風のアレンジもバニラズ本来の香りをここまで残してるのにこんなにキマるんだ!という新たな発見ができた一曲でもあります。
「おやつをきみに 鳴き出しそうなきみに」の歌詞があんなにダンサブルなサウンドに変化するなんて!そもそも歌詞になってたこと自体だいぶ後になって知りました。反省しております。
続きましてはお待ちかね、TOP10のご紹介です!
🍦第10~6位
- 第10位 カウンターアクション
進太郎くんが新たにメンバーに加入してから初めてお披露目された一曲。
メンバーチェンジという転換期にさしかかったバニラズが古い殻を打ち砕いて再び生まれ変わるための曲というか、
波乱万丈ありますけど同情なんかされたくないし歩みを止めるつもりは毛頭ないと宣戦布告されているような、
そんな気概がビシビシ伝わる大好きすぎる曲です。それだからか進ちゃんのリードギターがボーカルのメロディに引けを取らない勢いでアグレッシブ!そこに牧さんの尖った反骨的な歌詞が重なり合い、
化学反応を起こして旧バニラズの地盤と新バニラズの疾風が共存する新天地が見事に出来上がっています。
これからも間違いなく、進太郎くんの覚醒ソングとして、バニラズの爆イケライヴナンバーとして、歌い続けられてくことでしょうっ!
このMVはもう何度観た事か。進太郎くんの真っ赤なギターが眩しい!
- 第9位 ラッキースター
この曲から始まった私のバニラズ人生。まさに「冴えない僕に降り注いだ奇跡」でした。
歌詞中の「僕」も偶然立ち寄ったカフェで出逢った女の子に一目惚れをし、退屈だった日常が一変します。
ラッキースターとは、「たくさんの幸運が至るところに散りばめられた星=地球」。
予期せぬ胸の弾みや運命の出逢いはいつどこで舞い込んでくるか誰にも分かりません。だから大人しく待つよりも自ら見つけに行くほうがより豊かになれるということを、陽気なピアノも交えた甘いハーモニーが教えてくれます。
この曲の注目ポイントはなんといっても、一発撮り(!)のキュートなMV。
歌詞のシチュエーションにも重ね合わせられるだけでなく、
遊園地やポップコーン、バルーン、ラブレター、ウェディングドレスなどと、女の子がキュンとするアイテム満載の楽しいMVになっています。
明日もときめきをいっぱい見つけられますように♡
MV主演の加藤ナナちゃんが可愛すぎる。ショート丈のドレスも乙女心をくすぐりますね♡
- 第8位 なつのうた
インディーズ時代の神曲です。
バニラズが唄う「夏」は曲によって様々な表情を見せてくれますが、
なつのうたで脳裏に浮かぶのは、少し涼しさの残る初夏の夕暮れです。
どこかセンチメンタルで哀調を帯びた旋律、まだ少し垢抜けない牧さんの真っ直ぐな歌声、言葉遊びを駆使しようとか聴衆を感動させようといった「第三者の評価を気にして付け加える装飾」が一掃されたシンプルな歌詞。
すべて調和が取れているからこそ心に響く、本当に美しい歌だと思います。
特に、憧憬の念を抱くビートルズに思いを馳せた「ノルウェーの森」「あの4人」というキーワードと「最後には花束を 僕らの人生」というラストのフレーズからは、
牧さんのバンドに対する揺るぎない信念を感じます。
行き詰まることもあるかもしれません。
それでも、心の中に生き続ける英雄を忘れず、花束に値する人生を全うしたい。
この歌は、そんな自分自身へ贈る誓いの言葉なんだと思います。
- 第7位 ルーシア
タワーレコード限定盤シングル「エマ」の三曲目で、MVもライヴ映像もアルバム収録もダウンロード配信も無い、
知る人ぞ知る幻のラブソングです。
軽快でうららかなサウンドと甘くてちょっぴり切ない歌詞、そしていい意味でオールドファッションなロンドンの世界観が狂おしいくらいに好きで、
普段顔ファンでもなくバンドマンをアイドル視するようなタイプでもない私が、正直この曲で初めて牧さんに惚れました。(笑)こんな歌詞が書けてしまうのか!と。
上流階級の令嬢と労働者階級の青年の恋ほど燃え上がるものはないと思うのですが、
曲中に頻出する人称代名詞「僕」「君」、そしてサビの部分で何度も繰り返される彼女の名前「ルーシア」から、この青年のルーシアに対する一途な恋心が痛いくらいに伝わります。
映画や音楽に触れていると、時折「この主人公がいる世界に自分が身を置けないのが歯がゆい」という気持ちになるくらいに素晴らしい架空の情景に出くわすことがあります。
この曲が創り出す世界も、間違いなくそのひとつです。
- 第6位 オリエント
go!go!vanillasを代表する名曲中の名曲です。
UKロックやケルト民謡、アイリッシュパンクなど様々なテイストをミックスした多彩なサウンドが魅力の一つであるバニラズですが、
自分らしさやオンリーワンを追求するにおいて、アイデンティティの確立ってめちゃくちゃ大事になってくるんですよね…。
単なる他者の模倣で終わらせず、そこからいかに長所を吸収し、さらに自身の個性を加え、打ち出していくか。すべての人にとっての課題ではないでしょうか。
「オリエント(Orient)」という言葉はもともと「東洋、東方の世界、日の出」を表し、日本国自体を指すことも少なくありません。
和洋折衷という言葉がありますが、
この曲はまさに海外のさまざまな魅力をいいとこどりしつつ、そこに日本で生まれ育った4人ならではのテイストをふんだんに加えて生まれた和洋折衷の傑作だと思います。
歌詞、メロディ、ギターのコード進行、すべてにおいて完成度が高く、オリジナリティの光る一曲となっています。
MVです。みんな若い。そしてアルバムver.とはまた違った音作りにグッとくるんだなこれが…
さて、次は、いよいよTOP5の発表です!(※この先感情爆発注意)
🍦第5~2位
- 第5位 サウンドエスケープ
バニラズのはじける魅力にあふれた4thアルバム「FOOLs」。
甘酸っぱくカラフルな曲揃いで眩しいのですが、この曲はその中にひっそりと佇むセンスの結晶だと個人的に思っています。
五感全体にすぅっと溶けていく神秘的でメロウなサウンドは瞬く間にリスナーを包み込み、幻想的な浮遊感とともに、まさに「サウンドエスケープ(音と逃避行)」させてくれます。
また、少し曖昧でとらえどころのないシースルーな雰囲気も私がこの曲をこよなく愛する理由のひとつです。
もともと「音」というのは目には見えず手でも掴めずすぐに消えてしまう流動的なものですが、
形が存在しないからこそ、幽玄自在にどこでもすり抜けて「青い海の底」や「光る雲の上」のような、現実を超越した遥か遠くにある美しいオアシスまで一瞬でワープさせてくれる…。
せわしない日常に押しつぶされて音楽なんて聴く余裕すらない時こそ、何もかも忘れて聴き浸りたい、そんな癒しの一曲です。
- 第4位 エマ
今やバニラズの看板ソングといっても過言ではない至極のパーティーチューンです。
曲名「エマ(EMA)」は一見海外の女の子の名前かと思いきや、
実は英単語「emergency(緊急事態、警告)」の頭文字から取った言葉。
トレンドやメディアに安易に流されず、好き嫌いも良し悪しもちゃんと自分自身で判断しよう、という牧さんの警告メッセージが込められているんですね。
特にサビ部分の「危機的興味本位」「刺激的ニューウェイヴ」といった造語はインパクト抜群で、
ポップでキャッチーなサウンドと核心を突く鋭い歌詞の鮮やかなギャップはこの曲最大の必聴ポイントです!
また、演奏回数は多分マジック並みに多いと思われますが「慣れ」からくるおざなり感は全く見られず、むしろライヴでのパフォーマンスは年々磨きがかかっており、掛け声やギターアレンジにいたるまで入念にこだわり抜かれている印象。
雰囲気をがらっと変えても不思議と馴染む謎の柔軟性も持ち合わせており、
雪里の厳かな神社でもハイクラスなジャズクラブでもまた違った色で輝きを放つ、
きっと時を越えても永遠に輝き続ける不朽の名曲です!
MVです。踊りだしたくなっちゃいすぎて「私は、go!go!vanillasが、嫌い」と言いたくなる気持ちも分からんではない。
- 第3位 12:25
私がバニラズのファンになる決定打となった最強のチルナンバーであり、
進太郎様がバニラズ加入後初めて作詞作曲兼ボーカルを務めた曲でもあります。
ファルセットを活かした甘い歌声とそれを包み込む楽器たちのアコースティカルなハーモニーが心地よすぎて、愛する人と昼までゆっくりまどろむ晴れた休日の幸せな光景が自然と脳裏に浮かんできますね。
Aメロところどころに隠された三連符や進ちゃん特有のモーラ(拍)ではなくシラブル(音節)で踏まれがちなアクセント、
そして何よりCメロ部分で4人が紡ぎ出す音の駆け合いが本当に神がかっていて、初めて聴いた時見事に骨抜きにされました。(笑)
もともとはシングル「おはようカルチャー」のカップリング曲として、対価を払った者だけが開けられる秘密の隠れ家的名曲だと思って一人で愉しんでいた私。
最近弾き語り映像がYouTubeにて公開され「この曲本当に大好きです!」というファンの存在をたくさん確認できてとても嬉しくなりました。なんや、仲間いっぱいおるやん!
「さぁ起きてよ おはようって言う時間じゃなくなって 君が焦って 僕は笑って」という歌詞がなんか羨ましくって、
こんなスウィートなシチュエーションに一回くらい溺れてみたい……と思ってしまう今日この頃です。
先日はアリーナツアーで生で聴けて昇天するかと思いました。
本当にありがとうございました!
Akita Club SWINDLEでの弾き語り映像です。参戦した皆様、羨ましすぎる…
- 第2位 パラノーマルワンダーワールド
アルバム「THE WORLD」の熱い幕開けを飾る珠玉のマスターピースです。
そのノスタルジックなメロディと「恋」「愛」「夢」「狂気」をテーマにした芯のある歌詞に心を奪われたのはファンにとどまらず、
「初めてデモを聴いた時、あまりの素晴らしさに衝撃を受けて、思わず泣きながら牧さんに電話をかけた」という進太郎くんの逸話も残っているほど。
平成ペインの続編ではありませんが、
2019年4月24日に公開された8分超のMVは「新」と「旧」が交錯する世界を通して「過去に夢見た事がある『まだ見ぬ未来』」を巧みに描写しており、
ちょうど平成から令和へと新しい時代を迎える節目にぴったりのショートムービーとなっています。
印象的なイントロは磨かれた骨董品のように懐かしくもどこか味わい深く、
MVの最後に放たれる「新しいものも古いものも、それらは等しく美しくて、未来も過去も、すべては同時に進んでいる。」という名言を妙に体現してくれてる気がするんですよね……。
ここ数年はどこかしこでリバイバルブームが再燃してきている印象ですが、
この曲との出会いも、古着屋でお宝を発掘した時のようなささやかな感動を与えてくれました。
MVです。曲は1:35あたりから始まりますが、前後の物語も含めて一つの作品なので飛ばさずに最後まで見逃し厳禁です!
そして、栄えある第1位は………
カンのいい人なら分かるでしょうね。(笑)
🍦第1位
- 第1位 ギフト
メジャー2ndアルバム「Kameleon Lights」通常盤の最後の曲であり、最近ではライヴでも最後を締めくくるアンコール曲として定着しつつありますが、
私の中ではそうなる前からもう不動の第1位です。
中国で暮らしていた頃、
激しいスコールが降った後に突如現れる強い陽射しとたまに大空に架かる七色の虹を仰ぎながら、この曲をかけて外を歩くのが最高に好きでした。
透明でピュアな雨粒が、太陽に照らされて光り輝く束の間の別世界。
「輝く街の色」とある通り、雨上がりにはこの世の不純物を全て浄化してくれるような不思議な効力がある気がします。
そんなシーンから展開されるこの曲も、
高純度なサウンドや澄み切った歌声すべてから変幻自在な虹色の輝きが放たれており、まるで収録アルバムのタイトル「Kameleon Lights」の真髄を体現しているように思えてなりません。
実際ライヴの最後にこの曲を聴くと、銀色の紙吹雪がこの曲のキラキラ感を一層引き立てて息を呑むほど美しく、思わず涙が零れてしまうほど。
ただこの涙も決して悲しみの涙ではなく、まさに「雨上がり」のように自分の心の濁りやわだかまりまで全て浄化して、また明日から笑顔で頑張ろう!と思わせてくれる、
「今日という日をただ繋いでく」ための涙なんですよね…。
それを考えたら、この曲がいつも最後に置かれる理由も分かるような気がします。
どうかまた会える日まで さよならは言わないよ
笑顔でいてほしいから
歌は、時空を超えて私達の心に寄り添ってくれます。
たとえどんなに離れていても、音楽という「ギフト」を届けてくれるgo!go!vanillasのみんなが大好きです!!!!
Kameleon Live Edit版です。この本当にカメレオンが住んでそうなスタジオめちゃくちゃ良き。一番のみのショートver.になりますが、フルはCDで聴くよりライヴで聴きましょう!
🍦まとめ
いかがでしたでしょうか?
順位が上がるごとに文章量増えていって気が遠くなりそうだった方、すみませんでした。最後に一覧表を載せておきますね。
第1位 ギフト
第2位 パラノーマルワンダーワールド
第3位 12:25
第4位 エマ
第5位 サウンドエスケープ
第6位 オリエント
第7位 ルーシア
第8位 なつのうた
第9位 ラッキースター
第10位 カウンターアクション
第11位 グッドドギー
第12位 クライベイビー
第13位 ビートクラブ
第14位 No.999
第15位 セルバ
第16位 アクロス ザ ユニバーシティ
第17位 サクラサク
第18位 メリーメリーメリー
第19位 トワイライト
第20位 ca$h from chao$
第21位 ミスタースウィンドル
第22位 人間讃歌
第23位 触れたら
第24位 one shot kill
第25位 バイバイカラー
第26位 ワットウィーラブ
第27位 バイリンガール
第28位 サイシンサイコウ
第29位 デッドマンズチェイス
第30位 ティーンネイジャーズノイズ
ちなみにランク外の曲も相変わらず大好きですのでご安心ください。
☞ Hey My Bro.
☞ サマータイムブルー
☞ トロピカリア
☞ お子さまプレート
☞ 馬の骨
☞ 伺いとキス
☞ ドントストップザミュージック
あたりはランクインさせようか本気で悩みに悩みました。って多すぎな。
このランキングも、これから新しい曲がどんどんリリースされるたびにガンガン更新されると思いますが、何卒よろしくお願いします。
最後に…
今日はプリちゃんの誕生日ですが、
昨日義兄の実家から送られてきたお歳暮が偶然にもCLUB HARIEのバームクーヘンだったので、プリティをお祝いする気持ちでいただきたいと思います!
寒いから風邪ひかないように、素敵な一日をお過ごしください♪
それでは、またお会いしましょうっ!