バニラオト

ロックバンドgo!go!vanillasをひたすら褒めちぎるブログです。

#2 LIFE IS BEAUTIFUL ~愛と喜びのビッグバン!~

 

 

ハッピーニューイヤー!

 

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東方美人です。2022年になりましたー!

 

今年の目標は「相思相愛」。好きな人に好かれる努力もしたいし、好きでいてくれる人を好きになる細やかさもほしい。まぁつまりは好きな人にも好きでいてくれる人にも、とことん尽くす!そんな一年にしたいです。

日々最高を更新していきましょう!

 

 

 

さて、そんなニューイヤーにご紹介する一曲目は…

 

 

 

 

初アリーナツアーのタイトルにもなった

「LIFE IS BEAUTIFUL」です!

 

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2021年のアリーナツアーでは会場限定でCDが販売され、その翌日(11月22日、いい夫婦の日♡)にはさっそくMVと音源が解禁されましたが、

それらより先にライヴでの生歌を堪能できたのはある意味誇りです…♡

 

この曲をお披露目する前、牧さんが「ハッピーターンの粉2倍バージョンみたいやから」と仰ってましたが、

聴いた後、その言葉の意味がよく分かりました。(笑)

 

今日はそんな「LIFE IS BEAUTIFUL」の魅力について語っていきたいと思います!

※すべて私個人の解釈となりますので、ご理解いただけますと幸いです。

 

 

 

🍦七色で魅せるニューカントリー

 

もともとHey My Bro.やヒンキーディンキーパーティークルーなど、エネルギッシュなカントリーサウンドが強みの一つであるバニラズ。

2021年はコロナ禍を経て「もっと人々の心に訴えかける音楽を」と様々な挑戦を続け、カントリー以外の表現の幅をぐっと広げた印象があります。

特にアルバム「PANDORA」ではその「自分が伝えたいもの」を強く的確に打ち出すために、ピアノを入れてみたりミキシングを駆使したりと、音にさまざまな工夫を凝らしてより多角的に人と人を愛で繋ぐ音楽を生み出しました。

 

そんなバニラズが、

本来の強みであるカントリーサウンドを復刻させながらも、アルバム「PANDORA」で見せた「メッセージをしっかり届けるためなら外部から新たな風を取り入れるのも厭わない」という姿勢をもって創り上げた一曲がこのLIFE IS BEAUTIFULだと思っています。

 

そうなんです。

この曲、実はバニラズメンバー以外に

◎アダムとイヴのピアノも担当した多才なキーボーディスト井上惇志様

◎ヨーロッパの民俗音楽に欠かせない弦楽器フィドルの奏者手島宏夢様

◎ブルーノートでセッション経験もあるトランぺッターファンファン様

も加わった、総勢7人で手掛けているんですよ!

 

いやー最高や。バニラズ7。

この3人が加わったことによって、4人だけではおそらく出せなかったであろう新しいカントリーの息吹が楽曲にもたらされ、

原点回帰感があるのに最新最高!なレインボーサウンドに仕上がっているんですね。

 

そして、まさかフィドルまで登場するなんて!

 

※フィドルとは…

フィドルとは、擦弦楽器の呼称のひとつ。

ヨーロッパを中心として民族音楽やフォークミュージックでは古くからヴァイオリンが用いられており、これらのシーンでは通常ヴァイオリンの事をフィドルと呼ぶ。アイリッシュやスコティッシュ、ブルーグラス等では花形とも言える楽器である。(中略)

フィドルとしての奏法はアカデミックなシーンでのそれに縛られない多様な物で、一口にフィドルといっても各地方や音楽によって演奏スタイルは異なるが「バイオリンは歌うが、フィドルは踊る "A violin sings but a fiddle dances"」と言われるようにリズムを重要視する。

Quoted from:フィドルとは [単語記事] - ニコニコ大百科 (nicovideo.jp)

なるほど。ざっくり言えば、カントリースタイルで演奏するヴァイオリンということか。

ヴァイオリンのしっとりと落ち着いた奏法は通常バラード系の楽曲によく使われますが、ここであえてフィドルを採用したことにセンスしか感じません。

フィドルの独特なリズムにつられてピアノやトランペット、ギター、ベース、ドラムすべてに踊るような朗らかさが加わり、

なんとなく"hot"よりも"warm"が似合うような、太陽照りつける真夏でなく今この季節にリリースするにふさわしい、一味違ったカントリーを魅せてくれています。

 

 

🍦愛と喜びの大爆発!!!!

 

CDがお手元にある方、歌詞カードはもう読みましたでしょうか。

 

私は穴が開くほど読みました(開いてないけど)。

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珍しい縦書き仕様で、なんとなくスタンダードな横書きよりも内容が心の奥まですっと浸透してくる気がしますね。

この曲の歌詞は、綺麗に韻を踏んでいるとか、情景が自然と目に浮かぶとか、そういったいわゆる「体裁の整った」歌詞とは少し違います。

どうしようもなく率直で、

それでいてハートフルで、

愛と喜びしか感じない!

 

※歌詞をフルで見たい方はこちら ↓ から!

go!go!vanillas LIFE IS BEAUTIFUL 歌詞 - 歌ネット

 

 

初めてアリーナ会場でこの曲を聴いた時、

真っ先に頭に浮かんだのは

「爆発的」という形容詞でした。

ここで目を覚ませば 僕は君が見える

遠回りして やっとね 気づけた 君となら大丈夫

Lyrics by: Tatsuya Maki

牧さんのギターで刻むメトロノームのみをバックに歌われる、イントロなしのこのパート。ほぼアカペラのソロに近いのですが、

「君となら大丈夫」と確信した瞬間、まるで静寂を切り裂くかのように一斉に鳴り響く七色のファンファーレがまさに「愛と喜びの大爆発」のようで、思わず「うわーーー!」と心の中で叫んでしまいました。

ライヴ会場ではここでさらにまぶしい光が差し込み、キラッキラの4人のハレ姿が四分割で巨大スクリーンに映し出されるという粋な演出もあったんですよ…。最近横アリでの映像が公開されましたが、見るたびに涙腺崩壊です…。

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また、

「LIFE IS BEAUTIFUL(人生は美しい)」という題名含め、

歌詞中の英語すべてが大文字になっていることにお気づきでしょうか……?

ここからもう、炸裂してるんです。愛が。

実際、歌詞中に「愛」という言葉は21個も出てきます(数えました)。

アルファベットの「LOVE」も合わせたら、合計24個!炸裂してますよね!

 

そして何よりハジけているのが、サビ部分。

一番のサビを抜粋してみます。

OH 飽きられちゃうほど 君を愛して

愛して 愛して 果てたいよ

これからの内緒話だけれど

I LOVE YOU, LIFE IS BEAUTIFUL

Lyrics by: Tatsuya Maki

「果てる」という動詞にはもともと「続いていた物事が終わる」「最後の所まで行き着く」という意味がありますが、

個人的にはただ終わるんじゃなくてもうクライマックスの状態というか、限界を突破したがゆえに力尽きてしまうようなイメージを持つ、けっこう激しい単語だと思ってます。(笑)

「君を愛して 愛して 愛して 果てたいよ」

このフレーズからは「限界まで君を愛し尽くしたい!」という最高潮の感情がこれでもかというくらい伝わってきます。「愛して」を三回重ねた後の「果てたいよ」ですからね。

 

それ以外にも、

「これからの内緒話だけれど」

「僕は君とひとつ

重なり合うほど」

などの、親密にも程があるだろ!といったフレーズがこの曲には多々見られます。

このような表現は、身も心も委ねたい!一体化してしまいたい!と思えるくらい大好きかつ多大なる信頼を置ける相手にしか言えないと思うのです。

 

 

「愛」を謳った歌はこの世に星の数ほどあります。

そして「愛」のかたちも様々です。

不器用で我儘な愛、

ささやかに見守る愛、

赦しいたわる情けの愛。

 

ですが今回バニラズが謳う「愛」は、きっと上記のどれでもありません。

 

飽きられちゃうほど愛して果てたい!と思えるくらいの、

爆発的な愛。

 

生きてる中で誰かや何かに対して無性にこういう愛し方をしたい時もあるし、むしろこの歌詞は私のバニラズに対する愛をそっくりそのまま代弁してくれてるんじゃないか?と思えて仕方ありません。

 

愛と喜びのビッグバン!と銘打つにふさわしい、なんとも密度の濃い一曲です。

 

 

🍦「フィーリング」の大切さ

 

遠回りして やっとね 気づけた 君となら大丈夫

Lyrics by: Tatsuya Maki

 

先ほどは、この決定的なフレーズとともに七色のファンファーレが盛大に幕を開ける!みたいな話をしましたが、

「君となら大丈夫」と気づく前に一体どんな「遠回り」をしてきたのか、この続きが回想シーンになっているんですね。

いつからか愛想笑いが上手くなった

傷付かぬように

頭では違うことばかり 考えていて

 

OH LAST CHANCE 周りは皆そう言う

「羨やむナニカとツテはありますか?

平気?あなたは平気?」って

それより何よりも浮かぶのは 君のこと

Lyrics by: Tatsuya Maki

私達が生きている中で、実際に自分の心の声が周りの雑音にかき消されそうになることは少なくありません。

「好き」という思いに突き動かされて真摯に取り組んできた事も、周りが執拗に「『好き』だけでやってていいの?」と口出ししてくるとだんだんつられて心に迷いや不安が生じ、

本当にこれでいいのか再び自分自身に問いかけ直してしまったり、傷付かぬように愛想笑いを作って周りに合わせ、肝心の本音を押し殺してしまうこともしばしば。

これらは恋愛だけではなく、家族やペット、仕事や趣味など、自分が心から「好きだ!」と思う対象全てに言えることではないでしょうか。

 

ここで周りが唱える「羨やむナニカ」は名誉やスペック、「ツテ」は人脈やチャンスなどを表していると考えると、

例えば

「ハイスペックでもない人なんか選んでも平気?」

「才能も人脈も無いのに夢を追いかけても平気?」

などといった短絡的な考えを持つ人達が心に揺さぶりをかけてくるわけです。

 

 

ただ、答えはもう出てるんですよね。

頭では違うことばかり 考えていて

Lyrics by: Tatsuya Maki

それより何よりも浮かぶのは 君のこと

Lyrics by: Tatsuya Maki

 

ここでの最も大切なメッセージは「周囲の雑音に惑わされず、自分の心の赴くままに突っ走れ!」ということだと思います。

 

ブルース・リーの名言

「Don't think. Feel!(考えるな。感じろ!)」じゃないけど(笑)、

結局は理屈ではなくフィーリングであり、心で感じたことが全てなんです。

 

「君」を選んだのは、損得勘定からなんかじゃない。

愛してるから。

ただそれだけです。

頭では「君」のことばかり考えているし、何よりも浮かぶのは「君」のこと。

周りになんと言われようと、自問自答をどれだけ繰り返そうと、決して揺るがなかった「君」への愛そのものが、この問いへの答えなんだろうと思います。

 

ここで手を握れば 僕は君とひとつ

長く険しい道が待ってても 君となら大丈夫

Lyrics by: Tatsuya Maki

このセリフは、愛を試されているかのような遠回りの日々を乗り越えたからこそ口にできる「君」への深い信頼を示しています。

この「信頼」というテーマ、実はMVでも描かれているんですよね…。

 

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曲を演奏するバニラズ達と、その周りを華麗に舞い踊る男女。全員口元にバンダナ(LIFE IS BEAUTIFULのCDアートワーク柄)を巻いています。

 

思えばコロナウイルスのパンデミックにより私達の生活は一変し、ここ二年間人と会う機会はめっきり減り、会えたとしてもマスク着用が必須になってしまいました。

ですが、たとえ表情が見えなくても、歓声が聞こえなくても、

心はずっと繋がっていて、相思相愛だということ。

視覚や聴覚を介さずとも両想いを確信できるというのは、フィーリングを軸とした以心伝心の関係であり、篤い信頼の証です。

私自身、今年の目標を「相思相愛」にしたのも、この曲が描く「愛」と「信頼」に触発されたからかもしれません。こういう関係を今年はたくさん作っていけたら嬉しい限りです…!

 

 

🍦所々に隠された幸運のシンボル

 

ここまで解説して、

「愛と喜びと信頼と、とりあえず正の感情がつめ込まれた爆発的な一曲なんだな」とお分かりいただけたかと思います。

しかし、バニラズからのサプライズはまだこれだけじゃないんですよ~。

 

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今回のCDジャケットは、ライヴに足を運んだ者だけが直接手にすることができるなんとも希少価値の高い一作となっています。

 

真緑が眩しいこのアートワークで最も印象的なのが、

中心に描かれた大きな三つ葉のクローバー。

「幸運の象徴だったら普通、四つ葉のクローバーだよね?」と思いませんでしたか?

 

これは推測に過ぎませんが、

おそらくアイルランドの国花「シャムロック(シロツメクサ)」を模していると思われます。

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※シャムロックとは…

シャムロックとは三つ葉のクローバーのことでアイルランドでは至る場所に生息しています。

シャムロックの三つの葉が三位一体を表すことから、アイルランドの守護聖人である聖パトリックがシャムロックを使ってアイルランドにキリスト教を広めたとも言われています。

他にも、ケルトの伝統ではシャムロックと数字の3には魔力があるとし、幸運をもたらす植物だとも言われています。

Quoted from:幸運のお守り♪アイルランドの国花「シャムロック」 - 世界のアンティーク/ヴィンテージジュエリーお守り通販/ロットアムレート (shop-crew.com)

 

なんか繋がった……!!!

 

だからボストン・セルティックスのロゴは三つ葉のクローバーなの……か?

クローバーの両サイドに描かれているスコットランドの民族衣装キルトを身にまとった3人の音楽隊も、数字の3の魔力に則ったのかな?と思うとドキドキしてきちゃう。(笑)

フィドル、シャムロック、そしてキルトの音楽隊。

西ヨーロッパのルーツミュージック及び伝統文化にも敬意を表しつつ、こうしてファンにささやかな幸せを届けてくれるバニラズ。もー大好き。

 

 

🍦さいごに

 

「PANDORA」収録曲クライベイビーで、初めて牧さん進ちゃんツインボーカルの凄まじい破壊力を思い知らされた私。

まさかこんなに早く第二弾が来てくれるなんて夢にも思わなかった。

アリーナでも普通に全然知らなくて、サウンドとヴィジュアルの爆発的なキラキラ感に圧倒されてるところに追い討ちをかけるようにふと進太郎くんが投入され、思考停止した記憶があります。

これからもツインボーカル待ってますし、私が想像し得ない新たなサプライズにも期待しています☆

 

それと、

この曲を制作するにあたってファンファンさんとのセッションが再び実現したのは個人的にすごく嬉しかったです。Blue Noteでまた一緒にやりたいね、と呟いていたのを本当に実行していただいてありがとうございました!こんなに有言実行してくれるバンド、いる?(笑)

 

 

2022年も、

いえこれからもずっと、よろしくどうぞ。

 

今年もLIFE IS BEAUTIFULと胸を張って言えるような一年にしましょうね!